書き損ないのつくりごと
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書き損ないのつくりごと

宇肘

1コマ1コマの読み応えがすごい

2023年12月16日
また一人すごい作家さんが現れましたね~~デビュー作とのことで気が早いかもしれませんが、もうすでにBLだけにとどまらなさそうな魅力を感じます(でもずっとBLも描いててほしい…)。中学生初期のまだ幼くて素直な二人が本当にかわいくて、その部分だけでもずっと眺めていられます。徐々に思春期に入って、ちょっとずつひねくれて自分の殻に閉じこもってしまう萩人(受け)も、内向的ながら見た目の良さも手伝って表面的な付き合いができるようになる枝折(攻め)も、どちらもとてもリアルだけれどよくある共感性羞恥を感じるようなことはなくて、むしろ「そうだよね~~人間ってそもそも多かれ少なかれ不器用なところあるよね」と全人類を抱きしめたいような気持ちになりました 笑。忙しいときや疲れているときにサラッと読んでしまってはもったいない作品な気がします。そして、納得のキスどまりではありましたが、某BL専門サイトの作者さんインタビューで攻め受けがはっきり明記されていましたので、もしかしたら続きを読める可能性もあるのかな…?と期待しています!
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