恋になるにはややこしい【単行本版(シーモア限定描き下ろし付)】
しのだ楚芭
このレビューはネタバレを含みます▼
古典技、双子の妹と入れ違い作戦で妹の代わりに、どうも好感を持てない同級生・神矢に告白を賜った千翔。愛する妹のため…といいつつどうせ振られるから…と妹の制服とウィッグを身に纏い、いざ玉砕！と告白した所、まさかの交際OKに。予想外の展開に、頭真っ白になりつつ連絡先(動揺して妹のではなく千翔自身の)を交換。マジか…と動揺しながら妹に報告したら、また次回も代わりに会ってほしいと言われ…シスコン千翔、こうなったら失望してもらって別れてもらおうじゃないの！と妹のフリをして素の自分を出すことに。果たして無事に千翔は別れることが出来るのか…？！というお話なんですが……まぁバレとるし、寧ろ神矢が好きなのは千翔だし、妹は神矢のこと好きじゃないし彼氏居るし、ということが早々に暴露・露見されます。
視点が入れ替わって神矢や千翔の気持ちがわかったり、妹のフリを通して千翔が抱いていた神矢への苦手意識の払拭から始まった恋心へのステップアップ…そして晴れて相思相愛になってからの千翔の神矢へのラブ度が…なんかもう「いいぞ！もっとやれ！」とニヤニヤしてまいましたわ…
途中、少し解りにくいなって部分はあれど、暴走する千翔に翻弄される神矢、最高でした…
最初は「ふふ…」って感じだったんですが回を追うにつれて「ぬはは！」ってなってくの、本当に最初と最後の印象が全く変わります。千翔…お前、気を許すとそんなになっちゃうの…いや、神矢も可愛いなぁとなるんですが、野良猫が愛情知って顔つき全く変わるみたいな…兎に角、受に振り回される攻めを見るのも好きな方、是非〜！
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