春眠男の誘惑【描き下ろしおまけ付き特装版】
」のレビュー

春眠男の誘惑【描き下ろしおまけ付き特装版】

鈴代

健気攻め、万歳!

ネタバレ
2024年1月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 【24.3.23】3巻発売されたので、少し修正します。
--✂--
ドハマり作家買いです。単話もすべて購入しました。

まず絵が好きです。いつも思うんですけど、受けの色っぽさが半端なくて…トロンとした顔がもうね…なんですかねこの色気は。細身でもしっかり男性として描かれているのもホント好きです。たまらん。攻めはガッチガチだし、エロもバッチバチだし。

さて、お話としては、過去に恋愛で傷付いた斗真と、生い立ちに問題のある會田。2人が傷を埋めるように求め合い、愛し合うストーリーです。

會田の顔が常にニヤけていて、最初は胡散臭げなんですけど、ふと見せる真剣な表情とのギャップもあり、根が真面目で実は紳士で…だんだんとこのニヤけ顔が好きになっていきます(笑)
會田は自分が傷付いてきたからこそ、自分が傷付いても誰かを傷付けたくないんですよね。それがね、もう健気で…。笑って自分の傷を隠してるんです。あのニヤけ顔は彼の誠実さを表しているんだと思うともう、好きになるしかない。

1巻途中から斗真を傷付けた過去の男が出てきて、こいつが本当にクズで。なんの同情もできないほどクズなのですが、当て馬としては優秀なんです…。斗真を想って我慢する會田がホントに切ない…。でもここは最後にスッパリと會田が切ってくれるんで。当て馬反対派は安心してください。

その後、ラブラブ同棲生活を送ったり、2人で合コンに連れ出されたり、かつてゲイの斗真を拒絶した親が出てきたりして、各エピソードで愛を深めていく様子を見られ、最後は幸せに終わります。

おじいちゃんが本当に斗真の幸せを願っているのもすごく良かったです。ただ、いくらおじいちゃんが経営しているアパートとはいえ、2人には防音された部屋に引っ越してほしいですわ…。3巻描き下ろしで、日曜は隣人の気配に敏感、低音量エッチが癖になってると(笑)下の階の入居をきっかけに、ぜひ引っ越して!

こちらは特装版とありますが、描き下ろしも入ってますし単行本版と同義なのでしょうか?前作は合本版が出てからかなり時間が経ってコミックス版として別に発売されているので、もしかしたら単行本版がさらに別売されるかもしれませんね。そのときはまた買います。課金します。

最後になりましたが、鼻息が荒くてすみません…。これからも鈴代先生を応援しています。いつも素敵な健気攻めを描いてくださってありがとうございます。
いいねしたユーザ22人
レビューをシェアしよう!