このレビューはネタバレを含みます▼
コミカライズを4巻まで読んだ後、原作の3巻を読みました。(原作の2巻まで描けた、との文言があったため)漫画の途中て出てくるカラスがいる時、いない時であったりそれぞれのキャラクターの闇もきちんと漫画の中で散りばめて描いてあることも、原作を読んで漸く納得できました。漫画単行本の4巻でも鬱展開が連続するものの、最終的にはちゃんと救いはあることが原作を読んでわかりました。当分はしんどすぎて何が描きたいんだこのお話は?と思いましたが、着地点が見えるとなるほど、とちゃんとなるので安心してください。ただどの時でも妹が頭お花畑な残念なことは救いがないです。貴族の娘として引きこもっているうちは良しとしても、外に出始めてからもそんなんだと社交界で生き残れなさそうなんですけどイリアが死んでしまい、ソレイルと結婚してからどうやって生きていったんでしょうね?出産して病気がちになって引きこもりに戻ったんでしょうかね?まぁ知らなくてもいい部分だし違う世界線なのでどうでもいいですが。色んな意味で引きこもったままで良かったのにね、と憐れみの気持ちはありますが、それだと最終的にイリアが幸せになれないので仕方ないですね。この終わり方をするためにこれだけの辛さを味わなければならないって二人とも地獄すぎるでしょう…ということで評価を★3にしました。遠回りさせすぎなのと、読者も追っていくのに時間がかかることを踏まえて。