ベッドイン・ルール
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ベッドイン・ルール

藤河るり

ベテラン作家さんから得られる安心感

ネタバレ
2024年2月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者さん買いで積ん読から。ハリウッド俳優のエド×駆け出しの俳優・史音のお話で、表題作のみ全5話+描き下ろしで合計203ページ。SNSショート動画をきっかけにハリウッドから映画出演のオファーを受けた駆け出し俳優の史音が、映画の役作りのために憧れの映画俳優・エドと同居することになり…。ハーレクインばりのスパダリに、無名俳優が見初められるというシンデレラストーリー。超王道なんですが、王道ならではの安心感と、るり先生だからこそ描けるスーパー攻め様がここにあります!もうこういうエドみたいなスーパー攻め様を描かせたらるり先生の右に出る人はあまりいないんじゃないかな。好きだけど口に出してはいけない、でもその好きという気持ちを役に乗せて熱演する史音。確かに王道なんですが「好きと言いたいのに言えない」という史音の気持ちに胸がギュッとなったし、それがちゃんと絵から伝わってきました。絵と言えば、2話の扉絵で、床に座ってる史音のアゴをグイっと上に向かせるエドがすんごい好みでした!3話扉絵のナチュラルな感じも良かったな〜。ベテラン作家さんからしか得られない安心感はやっぱりあると思いました。
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