このレビューはネタバレを含みます▼
紙で読んだのであらすじ見ても「会川先生だしほのぼの家族物か〜」と思ってて寝る前に読んだら寝られなくなった。ダークな表紙で気付けよ!こちらの紹介読んだらネタバレしてますね。まっったく予想せずどこで転換して持ち直すのかと思ってたので最後のリーマンにまで救いを求めてしまいました笑
周りのみんな優しいいい人ばかりでそれがまたなんか辛い。言えないよねそんな人達に。秘めれば秘めるほど追い詰められて、右京くんは助けになるどころかきっかけ作ってくれちゃうし…
結局、失うと分かっていても想う気持ちを消せない弟と「弟」を失う事に耐えられなかった兄が選んだのは自分の本当の幸せはそこにないのに本心を押し殺して平穏に暮らす道。一見楽しげなラストにゾゾッとしたザ・メリバでした。