家族になろうよ【単行本版(電子限定描き下ろし付)】
倉橋トモ
このレビューはネタバレを含みます▼
「いつか恋になるまで」のシリーズ作品。本作が時系列的には最後だけど描かれたのは一番最初。絵の雰囲気も違います。千秋と和馬が巴の娘あゆを育てて家族になっていくお話。巴が突然子供を二人に押し付けて仕事に行き何年も帰ってこないのって不自然だし納得いかなかったけど、実は二人の背中を押して家族になる決心をさせるために仕組んだのかなって思ったりしました。最終的に戸籍上もきちんと家族になった千秋と和馬だけど、血が繋がってなくたって巴もあゆもずっと家族なんだよね。ほっこりする作品でした。ただ、誠実そうな先生がどんな事情があったにせよ結婚する前に巴とそういう関係になり子供作ってたっていうのはやっぱり違和感。でも、この作品が一番はじめでこの後に「いつか恋になるまで」等の作品が描かれるなかでキャラに肉付けされて最初の設定と少し変わっていっちゃったのかな〜と思いました。星4.5
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