このレビューはネタバレを含みます▼
甘酸っぱいよー!!
家を介した出会い。
音楽一家で1人だけ疎外感を感じていた愛。
親の事業の失敗で家を手放さなくてはならなくなった倫太朗。たくさん稼いで家を取り戻す目標を持っていたが、今は天涯孤独となった。
懐かしくて、家に入り込んだ倫太朗。不審者なのに、懐かしさに引かれたことを知り許す愛。
2人で過ごす週末は楽しくて、互いに孤独や寂しさを埋め合っていたなかも。
ある時、倫太朗にキスをされて動揺する愛。
気になり過ぎて自分の気持ちがわからなくて。倫太朗と少し距離ができたけど、やっぱり会いたくて。
レモンの木の意味を知り、倫太朗がレモネードを所望した理由がわかったような。実がなったら、一番に届けた台風の日。恋人になる。
種類の違う寂しさだけど、一緒にいると感じない。互いがいることで、家も心地よくなる。
倫太朗は、あの家と愛が似ているという。温かくて優しくて居心地が善い。始まったばかりの2人だけど、ずっと一緒にいられそう。
倫太朗にとって取り戻したかった家は、愛がいることで気持ちがおさまった。なんか、温かくて甘くて、少し酸味のある素敵なお話でした。