このレビューはネタバレを含みます▼
前作は大陸の東側風のテイストで、今回は西側テイスト。これまでも体のバランスがおかしい画なのですが、そこはストーリーでカバー。いつもの話の展開にするりとひきこまれる魅力の恐ろしさといったら!好きだった小説に転生したけれど、逃避したり、八つ当たりせず、逆にまだ見ぬヒロインの布教に走るリリエル。周りからの二つ名にも、侍女たちの勘違いにも、母からのお叱りにも負けず、毎日をやってのけていく。夫はクールなんだけど、意外にも不思議系の妻にメロメロで、なんだかんだで満円では?全く違う視点の、異文化コミュニケーションをぜひともみなさまと分かち合いたいのです