寄宿舎の黒猫は夜をしらない
」のレビュー

寄宿舎の黒猫は夜をしらない

鯛野ニッケ

天才

2024年3月7日
としか言いようがないです。これはネタバレなしで購入することを全力でオススメします。皆さんの評価が良かったのと作者様買いだったのですが、なんと本当にここまでとは思いませんでした。たった2冊の物語だったことが信じられません。全体を通して素晴らしいですが、特に下巻、さらに後半が涙無しには読めません。噂には聞いていた、なにやら下巻がすごいらしい、号泣必須らしいという期待を胸に読んでしまったため、そんなちょっとやそっとじゃ私の心は動かされまい!と変に意気込んでしまっていたのですが、その期待は見事に越えられ、自然と流れてくる涙が止められませんでした。夜中に読んでしまったので次の日は目が2倍ほどに腫れました。これから読む方は次の日に大事な予定がない日にしましょう。そんなことはさておき、上下巻を通して2組のcpが登場します。(完全ネタバレなしあらすじも聞きたくない!って方はここで読むのをやめて購入に走ってください)どちらも違う良さがあって2倍美味しい。しかし!!いわゆるサブカプ?になるのかな?その2人が個人的に大好きになりました。ツラい、辛すぎる、、でも切ない恋が産む愛の行方はいかに!!みたいな。こんなどこにでもありそうな安っぽいキャッチフレーズをつけたとしてもその本質に迫っている、号泣できる本当に尊いお話でした。欲を言えば彼らのその後をもう少し見せていただけたら昇天いたします。書きたいことがありすぎて上手くまとめられませんが、とても綺麗で切なく美しい愛の物語だなと感じました。1人でも多くの方に読んで頂きたい。私もきっと何度も読み返すことでしょう。出会えてよかった、ありがとう、だいすきです。
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