このレビューはネタバレを含みます▼
終戦数年後のお話。結核が治って退院した桃里と身寄りのない彼を援助する青年実業家 烏羽。烏羽が桃里に用意した家では、床下の暗がりから声がしたり蛙が喋ったり。初めは桃里の空想かなと思いました。桃里が年齢の割に子供っぽいし、長い間 病院や療養所で隔離されていたから空想癖があるんだなと。でも、烏羽にも見えてるようで家自体が不思議な家というファンタジー設定でした。このファンタジー設定をどう捉えて良いか分からず絵もちょっと苦手かな〜と思ったのですが、烏羽と桃里の関係性がわかり烏羽の思いがわかるにつれて引き込まれました。読んでよかったです。クセの強さと独特の世界観は好みが分かれるかもしれません。星4.2