ネタバレ・感想あり金の絵筆に銀のパレットのレビュー

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あまりに素敵な話、レビュアーさん感謝です
ネタバレ
2025年4月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 稀有なストーリー展開とモノクロの紙面で美しい色彩を感じさせる表現力に魅了されました。
映画を見ているような感覚に陥り、いつの間にかどのシーンも目を凝らして大事に読んでいました。
戦後の厳しい生活の中で紡がれる、柔らかく美しいちょっと不思議なお話でした。

今回、初作家さんで、表紙やあらすじ、試し読みに惹かれていつつも、バッドエンド or メリバの香りもするため、心身が疲れている時に地雷は避けたいな…とウロウロ迷っていました。

しかし、レビューを見てハピエンとわかり、心置きなく素敵なお話を楽しむことができました。
素敵なお話に出会えるとニコニコになれますね。

ストーリー展開、絵柄共に個性的で魅了されたので、レビュアーさん達の貴重なレビューを参考に、この作家さんの他の作品も読んでみます。

背中を押してくださったレビュアーさん達に感謝です♪
金平糖の如く
ネタバレ
2025年4月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 甘ーいお話。
舞台は戦直後。元空軍×結核持ち青年
2人の不思議で幸せな時間を非常に丁寧に描いていて、前半は語り合うだけなのに甘い。
攻は地上げで恨まれたりもするけれど、この時代の背景に生きる逞しさ、熱さを感じました。
また、受は戦にも出られず仲間を見送るしか無かった、持病持ちに対する自責感がある。戦後の2人の心理描写がとてもリアルで切なくもありました。
後半に2人の大切な出会いの秘密が明かされますが、ここがあるかないかでこの作品の厚みに差をつけたなと思います。
二作目ですが、個性的だと思うモノローグや台詞回しが癖になります。絵も儚さと美しさがあります。読み応え、読後感がとてもよかったです。
蜜壺💗
2025年2月8日
とにかくストーリーが素晴らしく美しかったです‼
ARUKU先生の作品は初めてだったのですが、もう大ファンになりました🌸
これからARUKU先生の作品を、全て制覇したいと思っています。
こちらの作品は難しい言葉や漢字が多くて、言葉の意味を調べながらで時間はかかりましたが、世界観に引き込まれて心を打たれました☘
とにかく素晴らしいの一言につきます‼
1冊で完結のお話ですが、3冊ぐらい読んだ後みたいな満足感で満たされています。
ワタシがこんなにもスラスラとレビューを書けていることに自分でも驚いています。
一人でも多くの人に読んで頂きたい作品です。
この本に出会えた事に感謝です☘
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よかった...
2025年1月5日
絵は正直、好みではないのですが、ストーリーに引き込まれました。238ページ。読み応えめちゃあります。戦後直後くらいのお話。綺麗だけれども切ない。でももちろんハピエン。とても丁寧に心情が描かれていて、心が洗われていく感じ。出会えてよかったです。
救済BL
2024年12月27日
戦争で生き残った辛さを抱えた二人の恋。
からすばさんがとうりを知ったのはあそこだったとは。
からすばが生きる糧になったのはとうりだった訳で。
生きていてごめんなさい…当時の生き残った兵士達が皆そう思ったんだろうな、現実味があって辛くて涙が出た。
そこを和ませるのが庭のファンタジーな世界。
なので実はどちらかが既に死んでいた、とかだったらどうしようとドキドキしながら読んでいた。

いつもながらこの先生の描く瞳の美しい事!
せつなく胸に突き刺さる作品に感謝です。
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あたたかい作品
2024年12月23日
時代背景とストーリーがすごく合っていて、切なくなるような、心が温まるようなそんな作品です。ストーリー重視の方に是非読んでほしいです。
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独自の世界と温かい心情が描かれてる
ネタバレ
2024年12月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 人同士の心と心の触れ合いがあり、悲惨な事の多い時代を生きて、色々な思いを胸に抱いている人達の気持ちが、言葉だけでなく情景や作品全体からも表れていて、読んでると心に沁みてくるような作品。瀕死の時に、何度も窓辺に来る人に想いを募らせるシーン、自らも死と隣合わせの状態で話し掛け続ける様子が、グッときます。外部の混沌や雑音から離れた、苦しみを胸に抱える二人だけの心が触れ合う静かな時間。外部では厳しさ、悲惨さばかりで否応なくそれに巻き込まれていくけど、あそこにだけは、相手だけを想う優しくて人らしくて温かい気持ちの触れ合いがあり、そこで相手へ惹かれていく。苦しくて温かい場面だった。桃里が、優しくて儚くて可愛くて、まさにその人を守りたい、その人の為に生きたいと思わせるような、作品にピッタリなキャラそのもので、素敵だった。なので、彼が話し、動く度、それを見て烏羽が心を震わせる度、二人の世界が美しく儚い世界観を作り出し、印象的で余韻がありました。独自の世界観を作り出す表現力があり、心情も丁寧に描かれて感涙するような素敵な作品。最後には、心に温かいものが残るハピエンの良いお話でした。
大好き
2024年10月10日
この作家様の他作品から大好きで読み放題にも作品があるなんて、とても嬉しいです!重たいテーマですがとても美しい言葉と綺麗な絵とが合わさって引き込まれてしまいました。もっと2人の先がずっと読みたい!ずっとあの不思議な家で2人で幸せに暮らして欲しいと願います!
はぁぁぁ
ネタバレ
2024年9月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ また泣かされてしまった…ARUKU先生ホント天才すぎます、、
一冊読み終わるのに、何回もグスグス、チーン!となるからめちゃくちゃ時間かかりました。漫画でこんなに泣いたのはじめて。BLなんですが、そこじゃなくて、、もう全ページ良かった、、ハピエンなのに、途中で泣きすぎて、この先生のメリバ作品の時より目がぱんぱん…
語彙力が、本当に皆無で…良さが伝えれなくてすみません。
でも、絶対読んでみて欲しいです!
読み返しの涙止まらず
ネタバレ
2024年9月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 小さく、まあるい虹色のARUKU先生の世界に、手を伸ばし触れてみるような読書体験でした。

桃花のようにチャーミングで気立ての良い桃里が持つ、命の赤と穢れのない白。破れ傘の如く透き通る優しい心でなんでも人と分け合いますが、唯一分け合えなかったのは戦禍での伯母や仲間たちの死。色にあふれた美しい世界で、生きていて申し訳ないと語る姿は辛く哀しいです。
一方の烏羽さんが持つのは、梔子をも染める黒と海軍航空隊には死地の青。戦後間も無く事業を広げる姿は、忌み嫌われながらも賢い鴉のよう。図らずも死地から生還した彼にとって、色を探す旅に出ようと語る天真爛漫な桃里がどれ程の救いとなっていたか。キスすら大ごとな時代での、道理を捨てたキラッキラな恋が眩しいです。

喋るカエルや意地悪な床下、不思議な庭も素敵です。林檎の木のもと紙吹雪で祝福された誓い合いは美しいのひと言。傘で隠れた伯母の微笑みも、仲間たちの8月の海も、素晴らしく優しいものでした。
そして、ずっと一緒だと確かめる時に見せる桃里の笑顔。可愛くて幸せでいじらしくて、こんな気持ちになる愛の場面は初めてでした。儚く美しい瞬間を、たくさん閉じ込めたような作品です。
世界観
2024年8月27日
ARUKU先生の世界観が好きです。未読だった本作を読み放題で読めて感激。是非ほかの作品も皆さんに手にとってほしい。
不思議な世界観に引き込まれる…
2024年7月7日
なんというか、圧巻ですね。リアルとファンタジーの入り混じった不思議な世界で、2人の恋心だけでなく、さまざまな「生と死」について描かれた作品です。
ARUKU先生の作品はいつもそうなのですが、レビューを書こうにも言語化がとても難しい。「とにかく読んでみてくれ!」としか言えません(笑)とにかく良かったです。今後も2人に幸あらんことを。。。
※本作は読み放題でも読めます。
きゅん、じーん、ちくちく
ネタバレ
2024年6月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 2人の純粋で可愛らしい恋にきゅんきゅんしました。そしてほろりと泣かせるとこもあるし、戦時中の話で胸が痛む場面も。でもファンタジーも入ってるからどこか軽い雰囲気もあって、とにかく不思議で素敵な物語でした!もちイチャイチャもあるから満足です!
戦後をいきぬく。
ネタバレ
2024年6月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ ややファンタジーっぽいところもあるのですが、戦中・戦後の二人の話。
実は、同じ病院に違うことで入院していて。
なぜ彼は自分をひきとって食べさせてくれるのだろう。
まわりには冷血漢にみえてるけど、自分のほかにも優しくしたりするのもみていて、まさにミステリアスと思ってましたが、話が進むにつれて、生きる意味だったのだなと思いました。ただ、元気に幸福でいてほしい、でも、欲がでて自分のものにしたい、だけど傷つけてしまうのではと手がだせなかったり、烏羽の心情がささります。
そして、結核で戦場にもいけず、美術学校の仲間が命をとして国のために散っていったことを誇りに、自分のふがいなさに生きる意味を見失いそうになる桃里。
絵をかきながら、1日1日せいいっぱい生きる健気で、優しい桃里。
どこか童話の世界のような描写もありながら、二人が両想いになり、むつみあうのもほほえましく、かわいらしかったです。
不思議なストーリーではありますが、優しい気持ちになれるのでお勧めです。
定期的にくるARUKU欲
2024年4月22日
ほぉ。ARUKU先生の世界観は定期的に欲しくなりますよね〜。今回もファンタジーと切なさと言葉のチョイスにやられました〜!!とーりくん愛しいわ!健気!
不思議な世界に引き込まれ
ネタバレ
2024年3月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 戦後の混乱した時代に 生き残った二人が身を寄せながら 生きていくお話。
不思議な感覚がしましたが お話としては 凄く良く出来た内容です。
命を懸けて国を守ることに迷わなかった 若者たちを思うと 今日を大切にと思います。
関係が分かってからは更に お話の展開も良く 引き込まれてしまいました。
出会えて良かった。 特に 泣き笑いのような口元が素敵に魅力的で好きです。
染み渡る感動
2024年3月16日
ファンタジー要素が少し入った不思議な世界観。お互い友だちや仲間を失った戦後の暗さや生き残った自分への重圧感を、二人の色の描写や言葉の表現で明るく未来に向かって行くよう。一本の映画を観終わったような感覚。
よかったー
2024年3月16日
もう、なんというか感動!そして可愛い。ファンタジー要素と、戦争による社会問題提起が程よく合わさって、すごく素敵な作品でした。天才!
映画を見終わったような感じ
2024年3月11日
ずっと不思議な感じでした。終戦前後のお話です。所々泣けました。二人の出会いの場面は映画のようで、とても満足しました。
すごい良かった…
2024年3月10日
第一印象、好みの絵ではないかな、でも読んでみよう…
読んでみると独特の世界観に引き込まれました。切なくて素敵なストーリーです。絵も癖があるけれど丁寧に描かれていて、独特な世界観とあいまって読み終わる頃には好きになっていました。私も精一杯生きてみよう、そう思えました。心が洗われた気分です。良い作品に出会えて感謝です。
不思議。
2024年3月9日
独特の雰囲気のある、詩を読んでいるような気になった。戦争で自分が生き残ってしまった葛藤があったり、庭がファンタジーだったり、不思議な読後感。
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あーなんだろう…すごいよかった…
2024年3月8日
泣いてる。後半からずっと泣いて読んでます。ARUKU先生!今回も凄い話しをありがとうございました。いつもは悪い奴が必ず出てくるのでこの人か?!と見構えましたがよい人しか出てきませんでしたね。購入してからも、もったいなくてずっと読めなかったんですが新刊が出たのでやっとこちらを読むことにしました。(変な癖です)BLの沼にはまったのはARUKU先生のおかげですが、山の様に読んでも先生を越える作品にはなかなか出会えておりません。セリフの1つ1つが尊いです。
戦後のお話
2024年3月8日
戦争で生き残った2人がお互いの心の癒やしながら生きていく。どちらも美しい、、、。ちょっとファンタジー?夢の中のお話?みたいなシーンも好きです。普通に蛙が話しかけてきたり。エチシーンは後半までおあづけですが、受けが素直でかわいー!😊いい子なんだわ😄あ、擬音が吹き出しに書いてあるのが違和感あった!笑 その人が言ったのかと思った。ごくり、とか。
不思議な世界
2024年3月8日
はじめは絵に惹かれて読みました。
戦後のお話しなんですが、不思議な世界観でした。その世界へ引き込まれて一気に読んでしまった!
2人の関係は割とよくあるけど演出が2人引き立てている。
この作家さんの他のお話しも読みたくなってしまいました。
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読みホ
2024年3月7日
で読みました。絵柄が凄く綺麗で可愛いです。ストーリーですが少し不思議なお話しですね。話しが戦時後という事もあり実はもう2人は、、、💦とまで考えてしまいドキドキしました笑
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面白いです。
2024年3月7日
不思議な世界観のストーリーでした。現実と空想の世界が入り交じっていて、なかなかユニークだと思いました。
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ネタバレ
2024年3月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ ああ素敵だった
文学作品を読み終えた気分
戦争、生と死、生きる意味、重い題材を流れるように読めるのは不思議な庭の存在もありかな
桜のシーンが好きすぎた…そして
ほんのりなのにしっかりエロい!美しい!
伏線回収も見事!ハピエン
うまい!
ネタバレ
2024年3月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 絵も上手いし、話も上手い。戦争中の話しを妖怪(?)も交えて書いていて読み応えがあった。受けが病気もちなので、バットエンドかと思ったけれど、最後がハピエンで良かった!
近代文学
2024年3月5日
ARUKU先生の美しいけど時々寄り目になる絵柄が苦手なのですが、この作品ではそれがスパイスとして効いてます。白の話は泉鏡花的な芥川龍之介的な近代文学的で読み応えあり
初読み作者様/心持ってかれました
2024年3月5日
生と死の境目がとても狭い作品。儚い。絵も物語もとにかく儚い。でも、しっかり生命を感じた。
桃里も烏羽も抱えているものがとんでもなく大きくて胸を握りつぶされましたが、2人を本当に愛おしく思います。口づけや性 交の場面は何かもう一コマに情報量が多すぎて一コマ一コマ色々噛みしめながら見入ってしまいました。

読み終えてすぐ読み返し。そういうことかー!と感動したり同じところでまた泣かされたりと、心地よい疲労感でいっぱいです。

始め擬音語や擬態語のクセの強さに負けそうになったものの、読んで良かった読めて良かったこの作品に出会えて良かったとしみじみ思います。世界観が独特なのも重厚感ありすぎるのも何やら拝みたくなります。

この作者さんの作品もっと読みたい!と思いながらレビュー見てたらARUKU作品の中でこの作品が一番優しいとの声がいくつかあり頭を抱えています。これが一番…優しい……??
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すごくいい…
2024年3月4日
読み放題で出逢えてホントに良かった!この作者さんの作品は独特の雰囲気があってすごく好きです。
戦争もので悲しいけれど癒される。素敵なお話でした。
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凄く重みのある1作品✨
ネタバレ
2024年3月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ なんと!現在読み放題にこの作品が入ってます!!!
ARUKU先生の作品は、例え読み放題じゃなくても購入したかもなんですが
もし初めての方がこちらを試しに読んでみて、
ARUKUワールドにハマって頂けたら嬉しいなぁ・・・✨

戦後の昭和初期を舞台に、結核で戦場に行けず生き残った美術学生:桃里と、そんな桃里の退院後の面倒を何故かみてくれる謎の実業家:烏羽との愛を描いています。
このお話し、かなり深くて重くて・・・そして幻想的でもあって、不思議なふわふわ感があります。流石ARUKU先生だな・・・小説を読んでいるような美しい文章と、そこに更に視覚でも訴えてくるもんだから、表現したい事をきちんと表現できる方なんだな・・・本当にすごいアーティストさんだなって、心から思います。
もちろん、そこに至るまでの生みの苦しみはあると思うのですが・・

生と死の狭間に生きてた戦後の方達の苦しみや悲しみ、死んでいった仲間たちへの「生き残ってごめんなさい」という罪悪感・・・そんな中でも、小さな幸せで心が満ち、毎日を大切に生きようとする気持ち・・・読んでいて色んな感情が込み上げてきます。とても大事なものが沢山詰まった、ステキな作品になっていますよ!
画は独特でちょっとクセはあるのですが、それこそ唯一無二!!
表現力が豊かで奥が深いARUKUワールドは、虜になります(^^
皆さんの心にも刺さるものがあればいいな・・・✨
最高だーーー
ネタバレ
2024年3月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ ARUKUさんの作品は大好きです。一見無表情だったり、硬く見える絵ですが、よく見ると愛嬌があって可愛く、綺麗なんですよね。そして独特な世界観と秀逸なストーリー!最高でした!
今回は特に戦後の爪痕が、人々の心や身体のそこかしこに色濃く残る時代で辛くなりましたが、その辛さを支え合って乗り越えていく様がほんとに素敵でした。
優しく寄り添う妖達も可愛かったし、友達も皆優しく描かれて涙が出ました。
そして2人の出会いである病院でのやりとりも泣けました。沢山の痛みを乗り越えた2人の幸せを祈らずにはいられません。
ほんとに2人共生きててよかった!幸せになれてよかった!!って思えます。
映画のような作品。沢山の方に読んでほしい!
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あーーーー
2024年2月25日
ARUKU先生の描くお話は、心臓をギュッと掴まれた気になる。苦しくて、でもドキドキして。ページを捲るのが怖くなる時がある。その後ドバッと涙が溢れる。このお話も深いドラマを見たような余韻と満足感に浸った。美術学校の同級生と再会した場面には涙腺崩壊。以前訪れた「無言館」での胸の苦しさを思い出して…。
戦後と結核。重い、不思議、優しいお話。
2024年2月19日
248ページ、1冊表題作。

はぁ〜、、。
地味に作者さんファンですが、久々に読みました。。
読むと心に何か突き刺さるような、、、グッとくるものがある作者さまです。

今回は終戦時が舞台で、周囲は戦死、自分は結核で入院。。
生死という重いテーマが根底にあるものの、画学生だった主人公のせいか作中は色が多く登場、不思議現象の多い民家で読み心地はかなり明るいです。
作者さんの作品の中では、かなり読みやすいのでは!?

クセのある作画も最初はとっつきにくく感じましたが、痛重さもある作者さん不思議ワールドにハマると、この味ある作画も病みつきになる!
ただし、ガッツリ心を持っていかれるのでサラッと読むにはもったいない。。
心と時間に余裕がある時に手に取りたくなる作者さんです。

本作はあまりしんどい痛さがないので、初読みの方にもオススメしやすい。
作者さんワールドにハマったら、ぜひとも摩訶不思議で個性豊かでバラエティに富んだいろんな作品を読んで下さい!

〈描き下ろし〉
途中番外編白猫を抱く10p+最終話桃密酒13p+電子限定カラーイラスト1p+カバー下おでこ2p
素敵なお話です
ネタバレ
2023年12月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初めての作者さんです。
絵がとても綺麗です。
お話は淡々と進んでいくようで、でも不思議な庭の話が絡まって、不思議だけど優しかったり切なかったり、ちょっとだけ痛かったり。
二人がそれぞれ抱える戦争の傷が、お互いの存在によって癒されていく、優しい素敵なお話でした。
作者さんの他の作品も読みたくなりました。
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先生は天才なのです。
2023年10月24日
独特な世界観、大好きです。
ただし、圧倒的すぎて、こちらのメンタル整っていない時に先生の作品に触れると火傷しちゃいます!
こちらの作品、中身はモノクロ漫画なのに、色が溢れてくるような錯覚に陥ります。
先生さすがとしかいいようがない。
澄んだストーリー
2023年10月1日
おとぎ話のような不思議さを持ちながら厳しい現実も両立させているストーリー。良かったです。先が読めない分、ハッピーエンドか心配でしたがいい感じに終わってくれて良かった!
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世界はたくさんの色であふれている
ネタバレ
2023年9月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 素晴らしいです、どうしたらこんなお話が描けるのでしょう。舞台は戦後ですが、可愛らしい桃里とスパダリ烏羽とのやりとりに癒されます。ですが中盤、猫が桃里の布団の中で死産するという出来事が衝撃的で胸がバクバク。理解しろ、理解しろとは。摩訶不思議な屋敷、すれ違う伯母さんや先に旅立っていった学友たちとの再会。桃里と烏羽は実は病院ですでに出会っていた、包帯でぐるぐる巻きになった烏羽を目の当たりにして…やはりそういうことなのかなと、涙止まらなくなりました。烏羽は桃里を迎えにきてくれた。。
ARUKU先生の作品にはラストを読者にゆだねるお話は他にもありますが。このお話が現世でも黄泉の国でも二人が心通わせ共にたくさんの色を集める旅に出発できたことには変わりなくて。
「描いてくれ、この世界は命と引き換えに守る価値があったと思える絵を」今この時代に世界のどこかで誰かが叫んでいるようなこの言葉に出会えて、ARUKU先生には心から感謝したいです。
作者買いです
2023年9月26日
ARUKU先生の作品は、どれを読んでも一つとして同じような物語でない、ましてや何と言うか、凡人の思いつかない発想で、毎回面白い!!今回も素晴らしいお話でした。
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大好きです! 何度も読み返しています。
ネタバレ
2023年8月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ ARUKU 先生作品で上位3作に入るくらいすごく好きです。
何度も読みかえしています。

私の拙い文章力では先生の作品のレビューがうまく書けず。
先生のレビューは1度も書いたことがないのですが

こちらも毎度同じく中毒になる程の世界観です。
本当に素晴らしいですよね!
どうやってこんなに引き込まれるストーリーが作られていくんだろう。

金の絵筆に銀のパレットは
毎回読み返して同じ場所で涙が出ちゃうんです。
階段で伯母さんとすれ違い言葉は交わさないが笑顔が見れるところ。

海辺で皆にまた再会できたシーン。
皆が海辺に来る前に居た場所
最後の、この世界は命と引き換えに守る価値があった~との言葉。
ここが毎回涙が堪えきれず。

この言葉を読み返す度に考えさせられます。


昨日はこちらとスクールナイトと毒王は~の3作を読み返し最高なARUKU 先生デーでした。

これからも素晴らしいお話を楽しみにしています。
たまたま
2023年8月7日
戦後の話だと知らずに、8月6日に読みました。
ストーリーとこの時期だからこそのドキュメンタリーがリンクし、色々考えさせられました。
実際、この主人公たちのように苦しみ心の傷を抱え辛い思いをしながらも、懸命に生きてくれた方たちのおかげで、今日の私たちがいることを忘れてはいけないと思いました。
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作者買い
2023年7月1日
やっぱ先生の作品は最高好き!!
絵柄が少し独特なので、好き嫌いあるかもだけど私は好み!
今回の作品は生きるがテーマになっているので、少し重いストーリーですが、ちょっとした笑いなんかもあり、良かった。
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不思議な庭と戦争と愛の物語
2023年5月26日
ファンタジー色あふれた背景描写と、ぎこちない性描写、訥々と語られる二人それぞれの心象風景…。独特の感性で描かれるARUKUワールド。この作品は特別に色鮮やかに感じられて綺麗だった。
虹色にキラキラと輝く、弔いの物語。
ネタバレ
2023年5月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ たくさんの漫画や本を読んできたけど、絶対にARUKU先生が一番好きです。
キラキラと美しく優しいこの物語は弔いでしょうか。
終戦後に生き残って申し訳ないと涙を流し、寄り添う2人の周りは虹色にキラキラと輝いて美しく、そして不思議なことが起こります。
もしかしたら、2人ともあのまま病院で、回復せず覚めない夢をみているのか、肺結核のために旅立ったのか…。
すでに金の絵筆と銀のパレットをもって世界中の色を集めてまわる旅に出てしまったとも考えてしまいます。
なにしろ『嫌い、大嫌い、愛してる。』などの問題作(大好き!一番好き!!)を読んでしまうと、ARUKU先生の物語ならば、ありえるかもしれない…と思ってしまいます。
色々な考え方や感じ方ができる作品であり、大切なものは何か、忘れてしまってはいないかと思い返すような物語でした。
たくさんの人に読んでほしい作品です(^_^)
深い愛を感じます
2023年5月14日
作者さんが好きで購入。戦後の話なので、そういう切なさや不思議な現象も織り交ぜて、盛りだくさんなお話です。
何度も読み返してる、素敵ない作品です!
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読んで良かったぁぁぁぁぁ!!!!!!!
2023年5月6日
読み終えて、素晴らしい…!と思わず声が漏れました。本当に読んで良かった。これからも折に触れて読み返すと確信。すでに頭のなかで様々なシーンを反芻しております。
一番良かったのは、攻めが受けに惹かれた理由がそんじょそこらのポップな理由とは全く重み違うこと。説得力がハンパなくあった。よくある、過去のちょっとした一言が、とか、自分だけに見せた表情が、とか、他人に親切にしてるところに偶然居合わせて、とかではありません。この作品では、この部分のストーリーがしっっっかり作り込まれています!!!うわぁー、そんなことがあったんだね(涙涙涙)とぐいぐい物語のなかにさらに引き込まれていく核にもなっていると思います。
また、戦時中の画学生の思いなどを作者さんがしっかり描写されていたことにも深い感動を覚えました。叔母さんの描写や、その後の二人の会話も良い。不思議体験をしたあとにその次元で自然と会話できる相手、唯一無二だよと。
とにかく…一度は生に見放され、死にさえも拒絶され、行き場を失った魂だった二人が生きる意味を互いのなかに見いだした、そんな事を思わされました。
作者さんの、世界観の構築へかける緻密なこだわりがホント素晴らしいです!他レビューで「5冊くらいの価値ある」と述べていた方に3000点。納得。
とにかく良すぎたので、3年ぶりくらいにレビュー書きました!!!!!!!
優しいファンタジー
2023年4月25日
思っていたよりもずっとずっと優しいお話でした。とにかくカエルたちが超かわいい!!とても良い世界をありがとうございました。
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時代は戦後
2023年4月23日
大正デモクラシーから男色やみだらに対する嫌悪や憎悪がキリスト教の西洋からもたらされた時代
戦後の心障が洗われて、運命の人と愛し合う美しい物語です💕ARUKU先生の作品で有名な春画のような後背位が最高に美しいです
戦争の痛手
ネタバレ
2023年4月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ をファンタジーが癒やす。
元空軍部隊の烏羽と元結核患者で画学生の桃李が不思議な家で寄り添う話。
「昨日、君が死んだ。」と同様にカエルや人間でないものとの交流があり、それがクッションになって過酷な話を和らげる。2人とも戦争の生き残りで、悔いや後ろめたさを抱きながら、生きることを模索して、2人がつながる。世の中に認められなくても、愛しさを感じ大事に思い合う2人。セリフやモノローグが独特の言い回しで、時に笑い時に刺さる。この家の中なら、不思議な世界に隔離された2人はずっと一緒にいられるだろう。ARUKUナイズされた個性的な作品でした!
良かった
2023年4月18日
終戦後が舞台。ともすれば暗くなりがちだけど、ドキドキしながら読みましたが、楽しく読めました。受けがピュアすぎて可愛い。少しずつ進んでいく関係、良かった。
いいね
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じ~ん
ネタバレ
2023年4月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 戦後の日本のお話でした。時代も、二人の歩んできた人生も明るいとは言えませんが、対称的に受けのキャラクターや二人の関係が明るくて温かいので、暗くならずにほっこり読めました。攻めがなぜ受けに尽くすのかも納得のストーリーで、良いものを読んだな~と思いました。
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さすがです!先生!
2023年4月18日
ARUKU先生のお話を読むと心が鷲掴みにされます、、!今回も漏れなく泣いてしましました!
こんなストーリーよく思いつくなぁ、、、
最高です。
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切ないけど可愛い
2023年4月17日
切ないながらも可愛さがある話でした。
そしてちょっと不思議な。
床下が嫌味を言ったり、蛙の恩返しがあったり。
ARUKU先生作品の中にある切なさ優しさが心を癒してくれます。
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詩的で美しすぎる劇萌えBL
2023年4月17日
散々BL読みましたが、これが1番かも。
少しずつ少しずつ、恋が近付いていくのがキュンキュンするし、戦争という過酷な背景に涙するし、最初は少しばかりデッサン狂ってる?と感じた絵もむしろ絵画的な印象に変わったし、白黒なのに色を感じさせる話の内容、美しすぎるイケメンの絵面、エッチシーンもエロさはちゃんとあるのにエロくなりすぎない詩的で上品な印象、どれもこれも素晴らしいです。
レビュー書いたことないですが、この先生にはこれからもこういう作品描いてほしくて、初レビューしました!
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ラスト……
ネタバレ
2023年4月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ ほろり、きゅん、じんわりが詰め合わさった作品でした。
第二次世界大戦後の日本が舞台。謎の青年実業家×肺病を患っていた元画学生のお話。
今作も作家さま独自のファンタジー色と、巧みな胸を打つ言葉が散りばめられたキラキラとした作品でした。
ただ、受けちゃんがピュア過ぎて幼い少女に時々見えるのがちょっとそこだけ気になりました。
だけど、それを上回る画学生時代の友達との場面は何度読んでも涙出るし、桃里と烏羽の出会いが意外でギュッと心掴まれました。
個人的に1番気になりグッときたのは、ラストをどう捉えるか。ファンタジーなのか、夢なのか、それとも2人はもう……色々想像掻き立てられ満足度の高い作品でした。
青い心の飛行機乗りは桃色の恋をする
ネタバレ
2023年4月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 結核で学徒動員を免れた桃里虹尋は、退院と同時に見知らぬ金持ち•烏羽の支援を受けることになります。画学生だった桃里に身寄りは無く、桃里は言われるままに与えられた家に住み始めます。すぐに働いてお金を返しますと言う桃里に烏羽は、未だ病の完治せぬ桃里では世の人の足手纏いになるだけだと告げます。烏羽はきっと男色家でその妾に買われたのだという声、学徒動員で死んでいった仲間達に申し訳ないという思い、崩れた家屋から助けられなかった伯母さんへの悔悟が桃里の心を苛みます。けれども生きているからこそ感じられる美しい四季と自然の色が、描きたいという桃里の絵描きの魂を揺さぶるのでした。桃里の住む一軒家の庭には不思議な魔法がかかっているようで、床下や蛙か話しかけてきたり、時には彼岸とも繋がります。可愛い蛙たちや月夜に漕ぎ出すパレットの船は『昨日、君が死んだ』を、虹のモチーフや色探し、降り続く雨は『スクールナイト』を髣髴とさせ、ARUKUワールド全開です。中でも青く高い空を飛ぶ飛行兵の孤独と、死地から帰って来た画学生たちの笑顔が心に刺さりました。生と死が今より身近にくっきりと際立っていた時代のファンタジックな恋物語です。
思ったより明るくてかわいいおはなし
2023年4月14日
初読み作者様。試し読みで先が気になり購入。戦後の日本が舞台で、実業家・烏羽×肺病上がりの青年・桃里のおはなし。戦後なので辛いこととかあるのですが、ちょっとファンタジーな設定もあって意外と明るく楽しい作品でした。しかも烏羽が超一途でそれどんどん分かっていく感じがたまらなかったです。独特の間合いとモノローグも読んでいるうちに慣れてきました。にしても桃里がかわいかったぁ!なんか愛しくなるかわいさ。ずっと2人で仲良く暮らして行って欲しいなって思える素敵なカップルでした。
漫画の質が突き抜けている、異次元
2023年4月8日
ARUKU先生の漫画とにかくすごい。読んでみたら何がすごいかわかるけど言葉にするのはすごいむずい。妖精が描いているんでしょうか?って感じです。
本作は攻めが甘々の甘です。だいたい安心して読めます。戦後の喪失も描かれていて描き方に泣けました。絶対読んで損はしません。5冊分くらいの価値があるって思います。
やっぱりARUKUワールド!
ネタバレ
2023年4月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ さすがARUKU先生!今回の作品も素晴らしかった!
先生の作品は寝る前に読むとダメですね。
気持ちが持って行かれてなかなか寝付けなくなります!
先生の作品は、重い辛いものもあり、覚悟して読むことも多いんですが、この作品は優しさに溢れていました。
とはいえ、戦争、病といった暗い背景もあり、読んでいて、桃里がいつ病の再発で倒れるんじゃないか、など、ハラハラしながら読むこともありました。
ハッピーエンドにしてくださったこと、先生にお礼を言いたいです。
この時代に、再び出会い、かけがえのない時を過ごしている二人には絶対幸せになってもらわなきゃ。
亡くなっていった学校の友人達、叔母、同じ病で亡くなっていったおじさん。みんなの分まで。
桃里が本当に素直でかわいい!
あんなキラキラした目で見つめられたら、烏羽じゃなくても虜になりますね。
先生の描く受けちゃんは、いつもいつも魅力的です!
素敵な言葉がたくさん
ネタバレ
2023年2月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 青にも色々な種類があるのですね(アンミカが頭をよぎりました)
絵を描く青年と不動産開発家の青年。終戦後の2人。
戦時中に失われた者達に寄せる切ない想いや、段々と距離が近くなって行く2人の慕情がARUKU先生ならではの絵と言葉で紡がれた作品。
ファンタジー強めですが、結核の辛さや戦友に馳せる想いなど重い部分も色濃くあります。
ほぼほぼ受けと攻めのみで邪魔も入らないのが良かったです。甘いやりとりに平和を感じました。
とても良かった
2023年2月18日
とても良かったです。
読み始めは戦後の現実味にしんどくなり、結末や読後感は大丈夫だろうかと不安を覚えましたが、途中でファンタジーがいい具合に混じり、たくさん救いがありました。恋愛と、生と死と人生と、苦しくてもその先はこうあって欲しいというハッピーエンドのフィクション。実人生や社会を投影し過ぎた作品は辛い昨今で、これは何度も読み返したくなる漫画です。修正は白抜き。受けの肉体は設定の為か細いですが、攻めの体のラインや裸体がしっかりしていて、何気に素敵でした。
相変わらず面白いです
2023年2月9日
どうしてこう面白いのか!どうしてこういう展開が描けるのか!さすがです、ほんと。
読んでても飽きないし、展開が読めないので本当に面白いです。aruku先生の漫画は内容が深くて大好きです!
アルクワールド!
2023年2月8日
注意!戦争要素あり!
ARUKUワールド全開です!
難解なようで、単純なようで、やっぱり難解!
でも最後は、ああー!やられた!ここになるのね!ってなりました。
ぜひ、ご一読ください!
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生きていることに感謝する
2023年1月10日
私的オールタイムベストのARUKU先生の新刊。読み終わってから奥付を確認したら2022年3月号の雑誌で連載スタート。ということは、侵攻が始まる前に構想されていたはずなのですが、作者さんの作品はファンタジーを扱っていてもいつも現実とリンクしてしまいそうになります。
結核に感染し徴集されず空襲も生き延びた元画学生。終戦後、結核からも快復して退院すると、ある青年実業家がなぜか身寄りのない元画学生の面倒をみてくれて不思議な家に住まわされる。この青年も戦争に従軍していて傷を負っていたのだった。生き残ってしまったと感じるふたりが戦争の辛い傷を抱えながら、生きることに感謝し戦後の新しい時代で美しい世界の色をみつけていくお話。描け、と、縫え、はとても似ていて、まだ連載中の傑作「昨日、君が死んだ。」を思い起こさせました。
ARUKU先生の作品には辛く厳しいお話もありますが、この作品は既に時代は戦後になっていて、ふたりの関係は親しみから甘々へ流れるように進んでいくので、過去は辛くとも作品中の時間は優しいお話です。なので、安心して読んでください。
日常のすぐ隣にありそうな不思議。明るさだけでなく暗い心が囁く清濁併せもった奇妙な事が起こる家がARUKU先生っぽくてほんと好き。
ふんわり、ほんわか😊
2023年1月9日
戦後を舞台に、戦争中のことを題材としていながらも暗くならずに明るく前向きに描かれていたし、途中カンペキにファンタジー要素が加わってより一層ワクワク感やホロッとうるうるさせられたような気がする。何があろうと前向きに生きていくんだろうなというのが想像できたけど、ワクワクして読んでた割にラストがこれで終わり⁉続編なし⁉というかんじで、ちょっともやっとした。全体的にはARUKUさんの世界観をとても感じられてよかったです。
心が温まるARUKU作品
ネタバレ
2023年1月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ タイトルと表紙を見た時は、ファンタジーもの?と思ってました。明るさと暗さの中を駆け上がっていく戦後の日本が舞台。だけど色織り成す世界との融合で優しさがただただ染みる話でした。またいつもの癖で、この2人…実はもう亡くなっているなんてオチないよね…なんて不安にかられながら読んでましたけど、ちゃんとハッピーエンドで一安心!blなんだけど、生きていく尊さを再確認することができて、ちゃんと生きようと思わせてくれます。
大好きな作品!尊い!!
ネタバレ
2023年1月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 良すぎて好きすぎて、少し読んでは残りのページを確認するのを繰り返して大切に大切に読みました😄
悲しい事や辛い事が起きたらどうしようと不安になったけど、取り越し苦労で本当良かった💗
戦後の日本と不思議な庭のファンタジー
ネタバレ
2022年12月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ やり手の青年実業家の烏羽×肺病を患っていた元画学生・桃里。終戦後、身寄りのない桃里は、援助を申し出てきた謎の実業家・烏羽の計らいで小さな家で暮らし始める。喋る床下や不思議なもの達が訪れる庭で穏やかに過ごしながらも、戦争が心に色濃く影を残した二人の距離が近付いていく。テンポもストーリーもほんとに独特。ほのぼのしたかと思ったらまだ生々しい戦争の傷が重くのしかかり、明るさと暗さのコントラストが戦後の日本とリンクしてるようで引き込まれました。お盆の友人達に泣いた。二人の焦れったい関係にそわそわして、桃里に惹かれているのに一線を引きたがる烏羽目線がまたよくて、読み応え抜群でした。不思議な庭は不思議なまま。いつか本当に二人で世界中の色を見つける旅に出て欲しいな。
言葉のトリックが散りばめられた作品
ネタバレ
2022年12月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 侘助から始まる登場する花々の花言葉、子孫繁栄の養分として吸血する虻、破れ傘、環境によって性別が変化すると言われている蛙がとる相撲(蛙は向き合えば目が後ろになるからすれ違うことの表現かな)、結核の喀血を彷彿とさせる不如帰、からたちの花の歌詞、畑に墜落した飛行機と重ねる北原白秋の詩…
ARUKU先生の言葉によるトリックとファンタジックな心象描写と、(個人的に大好きな)敗戦後の価値観が目まぐるしく変化する日本を舞台にした今作品。
最高に萌えました……。
破れ傘が出てきた時「もしかして心中物になってしまうのかな」と悲恋の結末を予想したのですが、虹尋が道端のおじい様に譲ったことで物語に変化が起こったのかな。
人生をカンバスに例える話は数多あるけれど、金の筆のオールと、銀のパレットの月の船で描かれていく二人の旅が、生を肯定した幸せな人生をイメージさせてくれて、静かな感動がじわりと胸に拡がります。
読み手に考えさせてくれる種を沢山散りばめてくれて、読む度に新たな発見を与えてくれるARUKU先生の作品、やっぱり大好きです……
好きだす
2022年12月29日
この作家さんの漫画、読み応えあるし本当課金しても読んでよかったってなる。
時代風景が戦後くらいなのもいいんだよなー
ウケの顔も仕草も台詞もかわいいし、推すわ
良かったです!
2022年12月29日
作者様買いです。独特の世界観のある作品を描く作者様ですが、この作品もまた良作でした!戦後のお話ですが、ファンタジーもありARUKU先生らしい作品です。
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全てを上回る珠玉のラブストーリー
ネタバレ
2022年12月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ ARUKU先生の新作です。これはまた素晴らしい作品ですね!(O_O)先生の作品の中で1番好きな作品になりました(≧∀≦)

ファンタジー面においては「昨日、君が死んだ」に少し雰囲気が似ていますが、戦争の悲惨さや、そんな辛い世を生きている人の命の輝きが残像として残り、物語を一層美しくしています。正直、桃里と烏羽の恋が上手くいけばいくほど、これ…ラストで「死」とかあったら立ち直れない…。と後半の展開に少々ビクつきましたが笑、安心してください!ちゃーんとこれでもかというほどのハッピーエンドが待っていますよ(//∇//)よかった〜。ホッ…

必見・必読ポイントは3つあります。1つ目は、桃里と烏羽の1回目の出会いです。後半に描かれているのですが、これが思ってたんと違って非常に面白い!桃里が不思議ちゃんすぎてもはや天才!笑 「いたらやかましいのに、いなかったら寂しい存在」の象徴とも言えます。あれは烏羽忘れられないでしょう!笑 ひたすら純粋無垢な桃里をたんとご堪能あれ!
2つ目は、エチの幸福度の高さです。いつものガツガツしたのと違って、笑顔に溢れています。あんなに笑う?ってくらい笑います笑。それが幸せすぎて泣けてくるんですよ!命の重みを、生の尊さを身に沁みて感じている2人だからこそ紡ぎだせるものですね。エチだけでなく2人が見つめ合うシーンもコマが多くとってあり、それだけでも時を忘れて見入ってしまうほど。まさに絶美とはこのことかと思いました。
3つ目は、桃里がとにかく素直で純粋な性格なので、思ってることが言葉に出る面白さがストーリーを和ませたり癒やしたりするのですが、生と死が常に在って、生きることの意味や生きることが叶わなかったものの「死」と向き合う姿も丁寧に描かれていることです。生きとし生けるものも、死したものも、どちらも命の輝きを放っていて涙しました。

キャラクターの良さ、絵の美麗さ、心揺さぶるストーリー、メッセージ性など、全てにおいて秀でている本作品。本当にARUKU先生しか描けない「唯一無二」と言えるでしょう。
2022年も終わりに近づき、最後にこんな素敵な作品に出会えたことに心から感謝です。来年も先生の作品から目が離せません。感動と幸せをありがとうございました。
ARUKUというジャンル
2022年12月27日
はぁ、ARUKU節ありがとうございます。生きることへの罪悪感とその心の救済が文学的で時にユーモアのある台詞と共に美しく描かれています。戦後すぐの昭和な雰囲気とファンタジー要素も相まってその世界観に浸れるので落ち着いてゆっくり読むのがおすすめ。いつもの痩せすぎ瞳キラキラ純粋主人公はもはや安定感を感じます。幸せになっておくれ。
優しい世界
2022年12月26日
戦後…昭和20年代のお話です。
なるほどまた昭和設定なのね…と読んでたら、唐突にファンタジー展開が始まり、今回もARUKUワールド全開でした。
戦争のお話と、若干のファンタジーが入り交じった世界観でのお話になります。
まぁ今回も独特な世界観です。主人公(受け)の言動も独特です😺 可愛いですけどね。
この世界観、なんだかクセになりますよね笑
ハッピーエンドなので安心して読んでください。
正直、いつも受けは似た雰囲気だよなーとは思っちゃうんですが…(可愛いけど)今回の攻めは色男!めちゃカッコイイです。
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稀有な作品
ネタバレ
2022年12月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 戦争を舞台にした物語、ARUKU先生独特の世界観で、少し悲しくて甘いファンタジーに仕上がっていました。
所々に出てくる生死観に戦争の惨さを目の当たりにしますが、病身でもしぶといほど強くポジティブな主人公が淡々と生を楽しむ姿に、あの戦争を生き抜き乗り越えた日本人達を重ねました。
ARUKU先生らしい、変わった良い作品でした。
フォロー様のレビューにより購入。ありがとうございました!
生と死と愛と…全てが描かれてる
2022年12月25日
鮮やかに輝くいくつもの色が目に浮かぶようでした。そしてなぜかその色には音が付いているような不思議な感覚で読ませて頂きました。終戦後の混乱した日本が舞台でありながら、蜃気楼のように何処にもないもの…この世にないもの…もARUKU先生流に儚い美しさを持って描かれています。この世界観…さすがです!
良い!
2022年12月25日
大変面白かった。文学を感じさせる作品。狂おしいほどの現実と狂ったようなファンタジーの融合。これだけの作品を今年に読めてよかった
君の目に映る色
2022年12月24日
戦争の傷跡もまだ色濃く残る時代…結核病棟から退院した元画学生の桃里は、謎の実業家、烏羽から生活の支援を受けることになる――。

薄幸の美人と謎の青年実業家…うんうん、ARUKU先生の物語としては王道ってかんじ♪ …と思いながら読んでいたのですが。

…あれ?なんか…いつもと違う…??
攻の烏羽が、今までの作品の中ではちょっと見たことのないタイプだからかも。
自分の想像していた展開とは違う方向に進みながら、物語は突如 現実から切り離される。
そこからが圧巻だった。

この作品の舞台は戦後まもない日本。
なぜこの時代なのか、ずっと気になってた。
痛みと、再生と、紺碧の青……読みながらそんな言葉が思い浮かんだ。

全体的に柔かく甘やか。
後半から怒涛の展開で、ラストまで一気読み。
読み終わった時には呆然としました。そして仄かに胸に鈍い痛みが残る。
…ああこの感覚…まさしくARUKU先生の作品。

絵も語り口もかなりクセが強いので、好みは分かれるかも。
ARUKU先生の眼に映るさまざまな色の世界を、少しだけ垣間見させてもらった感じ。
唯一無二の、とても美しい世界でした。
さすがです。
2022年12月24日
ARUKU先生の新刊。すぐ読みたい気持ちに抗えず即購入。厳しくも優しい美しい世界観。何度も読み返してしまいます。
心が震える。言葉にできない
2022年12月24日
いつもいつも心が絞られる作品で、作者の大ファンです
どの作品も舞台背景や時代、いつも違いますが心がとらわれてしまいます
どの作品も何度でも読み返します
blくくりは要らないのです。
ARUKU先生の作品で一番優しい
ネタバレ
2022年12月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 昭和が時代の作品が前にもありましたが、同じ昭和でも今作は、終戦直後。戦争の深い傷が生々しい時代、戦争から生き残った二人が主人公。ARUKU先生の健気不憫受けに、今回は欲を自制し受けを支える健気攻め。そう、俺様、クズ、身勝手攻めでは無かったんです。結核のため戦地へ行かずに生き残った桃里は、退院後に見知らぬ烏羽に、衣食住と薬を提供されます。烏羽は何も見返りを求めず、ただ桃里を支えるだけ。元々絵を学ぶ学生だった桃里は、男色家に囲われてる…にならないように、絵の腕で小銭を稼ぎながら、烏羽の提供してくれた家で暮らします。烏羽の溺愛は明らかですが、桃里を大事にし過ぎてなかなか進みません。ARUKU先生には珍しい攻め様かな。なので、ちょっと、チラッと、桃里がなんとも可愛いお誘いをしてます。時代や二人の背景があるので、不穏な感じが最後までありましたが、ARUKU先生らしい終わり方でした。桃里が暮らす家には人ならざるもの達がいたり、亡くなった人達が現れたり、不思議な世界とリアルが混在してます。戦争で生き残った桃里と烏羽には、生き残ったゆえの痛みがあり、読み手にも辛さが伝わる。それと対峙して生きていく事に、ARUKU先生の優しさと深さを感じました。よくBLにぶっ込んだなぁ、そして、やっぱり先生の作品らしくまとめたなぁ。凄いです。
じわーっとして、ぼーっとして、思い巡らす
2022年12月23日
初めて新刊発売日に読めました。美しい表紙がARUKU先生の描く世界へ誘います。ファンタジーと現実・戦争・生と死・生き残り・忘れられない人たち・美しいもの・可愛らしいもの・愛しい人…。ARUKU先生は時折現実を見せつけるけれど根底はロマンチックで愛が溢れている美しい世界観が素晴らしいです。
読み終えて、じわーっとして、ぼーっとして、思い巡らす…。こころを持って行かれる素晴らしい作品に出逢えた深い感動と喜び…。先生の作品は唯一無二の新鮮な感動があります。
ARUKU先生いつもありがとうございます。
何度もじっくり読みたい作品です
2022年12月23日
作者様買いです。ARUKU先生の作品は闇深くメンタルにくるものが多いですが、こちらは激甘な純愛。でも先生の世界観は全開で何回も涙がでるほど深いお話でした。始まりかたが衝撃的ですが試し読みだけで苦手意識持たずに、ネタバレなく最後まで読んで欲しいです。何度も読み直したい作品になること間違いなしです。
ARUKU先生、本当に好き
2022年12月23日
ARUKU先生の作品は間違いないので必ず購入します。山ほどBL読みますがARUKU先生の作品はBLと言う縛りではもったいないほどの内容です。この作品も後に出てくる出会い編でやられました。
ARUKUワールド全開です!!!
2022年12月23日
わーい!新作!作者さまの独特な世界観が大好きで発売されたら毎度即ポチってます。今回もARUKUワールド全開!ちなみに戦後のお話なんですが、思いがけず何度も泣かされてしまいました、、200ページ越えのボリュームにも大満足。タイトルも、ここで出てくるかー。という回収に拍手!やっぱり大好きな作者さまです。
描き下ろし漫画は必読です!
2022年12月23日
ARUKU先生が大好きで作者様買いです。
雑誌を追っていたのでストーリーは把握しているのですが、キャラクターの心情の答え合わせ的な描き下ろしの漫画と電子限定イラストが素晴らしく良くてとても幸せな気持ちになりました。
もう少し先のお話しまで読みたいな、という余韻も先生の作品らしくて素敵でした。
優しい作品
2024年10月11日
画学生だった桃李は、肺病を患っていたため学徒動員を逃れて終戦を迎えた。病院から退院することになり身寄りのない桃李は、謎の青年実業家烏羽の援助で古い日本家屋に暮らし始める。時折訪れる烏羽の来訪を心待ちにするようになった桃李。互いに戦争の傷を抱えた二人は次第にこころの距離を縮めていく。
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ファンタジー
2024年4月15日
戦後間もない時代の和装の体にまつ毛バッチリな洋風の顔つきがどうしても気になってしまい、またもやミスったのかと焦ったけどファンタジーとして納得。
縁側から一歩でたら別世界になってるジ○リ映画みたいな感覚で不思議と読み耽ってしまう。今の豊かさを考えさせられたり、主人公の孤独感がひしひしと伝わったりして思わず号泣。
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童話みたいなファンタジー
ネタバレ
2024年3月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 終戦数年後のお話。結核が治って退院した桃里と身寄りのない彼を援助する青年実業家 烏羽。烏羽が桃里に用意した家では、床下の暗がりから声がしたり蛙が喋ったり。初めは桃里の空想かなと思いました。桃里が年齢の割に子供っぽいし、長い間 病院や療養所で隔離されていたから空想癖があるんだなと。でも、烏羽にも見えてるようで家自体が不思議な家というファンタジー設定でした。このファンタジー設定をどう捉えて良いか分からず絵もちょっと苦手かな〜と思ったのですが、烏羽と桃里の関係性がわかり烏羽の思いがわかるにつれて引き込まれました。読んでよかったです。クセの強さと独特の世界観は好みが分かれるかもしれません。星4.2
戦中戦後の重たい話かと思いきや。
2024年3月8日
辛い戦争を生き延びてしまったと、重い枷を引き攣りながらも強く生き抜いて、不思議な庭に助けられてとちょっぴりメルヘンなお話。
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不思議な世界
2024年2月25日
●戦争が絡んで悲しい話かと思ったけど、結核や貧しさとかしんみりする中に、不思議な家の幻想的な描写があってふわふわした気持ちにもなった。
暗すぎずの丁度良い塩梅。

●攻めはやり手努力家で誠実紳士。スパダリ気質かな。嫌な役目も買って出るし、自制心もあってかっこよかった。

受けは病気からの病み上がりで、体が弱く儚い見た目だけどちょっと不思議な子。女の子みたいに見える時もある。芯は強く明るく天真爛漫だった。
健気に生きる姿がとても良かった。

●絵柄は少し固い気がした。独特?首の角度とか少し気になったけど、出てくる蛙が可愛かった。
ストーリーは世界観がハマればすごく良いと思う。
最後に2人が前向きに生きてくれて良かった。
Hはあまり数は多くないけど、濃厚に感じた。
特別嫌な人も出てこないし、当て馬も出てこないので良かった。
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いい
2023年11月14日
やはりARUKUさんの話はすごくすき。
ピュアで可愛い主人公の魅力が満載でした。不思議な世界に引き込まれて、なんとも言えない気持ちになる。何か伝えようとしているのかな。
何度も読んでまた引き込まれて、一つ一つ分かり合えたらいいなと思うお話でした。
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七色の虹のように
2023年11月1日
戦争と病を乗り越えた桃里。烏羽の援助を受け、住まいを手に入れる。先立っていった友たちへの後ろめたさを抱えながらいきるしかない。そんな切ない気持ち。烏羽も戦争で傷ついた心と体を持って生きる。それぞれが絶望を体験したのちの平穏。その中で身を寄せ合っていく2人。絵を学んでいた桃里になぞらえ、1話を色で表すタイトルがついてます。まさにパレット。ARUKUワールド。
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余韻を楽しめる
2023年4月23日
戦争を乗り越えた二人が、お互いの傷を癒しながら惹かれていく物語。戦争に関しては心が痛く、生き残った者の辛さや苦しさが描かれていた。しかし桃里は辛いながらも乗り越える明るさを持っていて、烏羽はそこに生きる意味を見出す。この作者様にしては盛り上がりがググッとは来ないが、とても優しく素敵な作品だった。体を盃にして酒を飲むの、知識としては知っていたが、作品として初めて読んだ(笑)
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漫画としては
ネタバレ
2023年4月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 昭和感ありありな下手くそな怖い漫画、みたいな感じ。怖くは、ないけど、1歩手前の不思議な感じと戦後の現実でのBL。絵はどっちかと言うと下手くそやと思う。漫画としても、下手くそやと思う。でも話に入り込んで最後まで読み、途中感動迄してしまった笑。
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不思議な世界観
2023年4月16日
初見の作者さんでしたが、あらすじから読み取れなかった不思議な世界観がとても印象的(いい意味)でした。お話自体終戦後の日本の設定なのでその世界観がいい感じにアクセントになっててお話の余地を広げてくれるような感じ。ただその世界観が萌えやキュンにつながりにくいのでイイ話だなぁで終わってしまった感はあったかな。
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作家さんワールド爆発のお話
ネタバレ
2023年4月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作家さん買い、購入まで何度も悩んだ苦手な一冊です。いくつもの地雷がありますが、戦中・戦後すぐという時代、そして戦死などのキーワード。これらを消化できないから。実際、桃里くんの学友がお盆で帰省してくるシーン、赤への拘りの回想などは苦しくなりました。リアルすぎます、作家さん。もしそのリアルだけでストーリーが進んでいるとしたらきっと二度と開くことはおろか、続きを読むことすらできなかったでしょう。現実との境がなくなってしまうから‥。桃里くんの住む不思議な家が描いてくれる数々の異世界が幻想世界だと教えてくれるので錯覚から解放されました。たくさんの言葉遊び、謎だらけのストーリー。それらはすべて烏羽さんと桃里くんに向かっています。最後に二人の繋がりへ導きだしてくれたことでそれまでの謎が解けました。そのための伏線ならば致し方ない地雷の数々でした。でも最近続いてますね、戦争、戦死とかってワード、それらの色濃いお話‥。
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何回も読みたくなる
ネタバレ
2023年4月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 題名からしてファンタジーかなぁ?と思っていたのですが、想像以上に良い話でした。なんども読み返して毎回感動する。心理描写がすごく良かったし、悪い人出てこないところがすごく良かった。
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ARUKU先生にしてはひたすら甘い!
ネタバレ
2023年2月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 先生の大ファンでこちらも購入。酷い人も出てこず、さして辛いことも起こらず、珍しく甘々な作品でした。ファンタジー色が強すぎる作品は苦手なのに、本作はちょうどいい加減で嫌ではなかった。基本、昼ドラのような作品が好きなので、ちょっとあっさり感はあったかな。でも、素敵な作品。
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