長編小説を読み終えた感覚





2014年3月14日
BL作品にはいろんなジャンルがありますが、これはそのなかでも、よりヒューマンドラマの色が濃いです。[きゅん]とか、ドキドキとか、そういうんじゃなくて、マンハッタンで運命の出会いを果たした二人の男性の生涯を描いた作品です。バカみたいにラブラブなBL作品も大好きな自分ですが、これはちがった意味で好きです。とても読みごたえがあり、分厚い小説を読み終えた気分でした。素敵な物語でした。ただ、2巻は少し不幸のエピソードが続き、大半を事件の捜査が占めるので(ハッピーエンドですが)、辛すぎるのが苦手な方は1巻だけで充分かと思います。ただ、2巻のラストを読むとより読み終わった後の余韻に浸れる気がします。

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