作者買いです





2024年3月22日
このお話好きだな~。激しくときめくような派手さはないけれど、登場人物一人一人が、亡くなった人達まで含め、みんなどんな人となりかが伝わってきて、スーっと感情移入できます。みんな愛に溢れた人ばかりなので、感情移入するほどに、じんわり心にぬくもりが拡がっていく感じがしました。中でも一番印象に残っているのは充の泉水への眼差しです。色んな思いが詰まっているのでしょうが、根底に流れているのは深い愛だというのが伝わってくるので、充が泉水に視線をやるたびにホロリときました。この二人はこの先も死ぬまでずっと、一番近くで時を重ねていくのだろうと自然に思えました。

いいねしたユーザ2人