わが美しきヴィクター【単行本版(電子限定描き下ろし付)】
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わが美しきヴィクター【単行本版(電子限定描き下ろし付)】

鹿島こたる

官能的でゾクゾクする主従関係、靴に注意

2024年3月30日
御曹司のブラッドのわがまま俺様ぶり、最高!
奴隷のような境遇に意思を持たなかったヴィクターが、そんなブラッドに一瞬で魅了されて魂を得ていくのだが…
みずみずしい果物が衝動により乱れて床に散らばっていくさまが本当に素晴らしい。
1話目から惜しみなく発揮される官能的でゾクゾクする主従関係に、最後まで夢中になって読んでしまった。
ブラッドの素直になれないへそ曲がりな様子も愛らしく、冷たくあしらわれても掴んで離さないヴィクターの忠誠心もいい。
迷いなく☆5の本棚に格納した。

まつげバサバサの耽美な画風もストーリーに合っていて良いのだが、読み始めて数ページで出現する彫刻のデッサンがとんでもなく、先生は何者なのだ!?とその画力に圧倒された。
特に好きではないが靴が魅力的で、読んでいると靴フェチになりそうで怖い。
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