アフターグロウ
」のレビュー

アフターグロウ

吾瀬わぎもこ

漁港組合の方々にもモテる先生よ…😩

ネタバレ
2024年4月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ はぁ、ちょっと理性が吹き飛びますが…

個人的に漁師は拉致拿捕、ヤクザとやり合っていく職業だから生き抜く力が強くて最強かなと。物語の舞台になっている地方で、実際に漁師とヤクザの事件があったなと。冒頭、患者宮本さん(漁港組合員)がテンジュが来るから気をつけて…と東京から来たばかりの先生(聖高)に忠告している。言う?わざわざ?…と思ったらあぁ…😩と(先生に彼女がいない理由が分かった気がしました。)他の組合患者からも手を振られる先生が萌と。だから天授もかなと…そこからハマりました。

天授と聖高が会っている時、必ず葦束さんと龍が見張っていて、それは同業者から襲われる危険性や警察もだったからかなと。それらが無い時を見計らって…聖高に迷惑がかからない様に気をつけていたのかなと思ったら…天授は決して良い人では無いんだけど(そんな顔してるんです😩)大事なものはずっと大事にしていたいという様な優しさをそのシーンから感じて尊いなと。

情事描写は筆舌に尽くし難いほど良く、天授が我を忘れるのはきっと(…あの時だけ。なのかなと)それ以外は作者の瞳の描き方なのか、冷静に聖高を見ている様な…。”落とす”ってそれくらいの余裕さで、なんというか嗜好のひとつなのだろうなと。それが恋愛関係に変わった後の2人の尊さよ…😩

描き下ろしも最高で…182ページのあのコマ。もう…もう…そのコマには時間経過や今日はもう…的なものを感じハッとなって💦 その辺は本当に貴腐人の世界でした…😩

ダブルリミテッドは身近なものだったので、そのシーンから天授の幼少期を感じました。自分が今感じている感情を正確に言葉にできない苦しさを、幼い天授から感じました。”親父さん”から貰った優しさが、今の天授の優しさなのかなと思ったらジーンとしました(第一言語を育む大事さも感じました。)

天授が日中、堂々と聖高と会うにはと真剣に考えたら、今の時期だからか納税…と思いました。みかじめ料を申告したら堂々と会えるんじゃ!患者にもなれるんじゃ!義務を果たしてるんだから警察庁のリスト掲載も無くなるんじゃ?と(妄想😩)

アフターグロウと君の名はの片割れ時が重なり、2人の過ごす時間になんとも言えない耽美さを感じました(幸せであって欲しい…)
傑作だと思います😩

…推しは葦束さん(”枯れたジジイ”ほど艶のあるものはない😩)
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