このレビューはネタバレを含みます▼
前作が名作すぎて、レビューねかせてるくらい、先生の作品を尊敬しております。
こちらの作品も、先生の脳内どうなってるのかなと思うくらい壮大で素晴らしいです。
個人的には喜怒哀楽の表情があるとしたら、さらに微調整されたパターンをこんなに描ける漫画家さんてなかなかいないと思っています。
この作品、まだ未完で続きを待ち続けるくらい好きなんですが、特に私は主人公の少年期が大好きなんです。
主人公がよく見る、残酷な夢に出てくる女性が少しずつ鮮明になり、ある奴隷との出会いで記憶がつながっていきます。それが運命を大きく変えるきっかけにもなるのですが。ネタバレありでもここは伏せたいくらい読んでほしい部分です。
そして過去の真実のシーンが明かされた時の、あの主人公を見る彼女の表情…もうこれが本当に鳥肌たつくらいスゴいなと思いました。誰を見ているのかが一瞬でわかるあの表情。あの目、口元。あれを描ける先生天才、と思ってます。
主人公の逞しさ、賢さは作品を通してわかるのですがラストどうなるのか。
最後まで絶対に見届けたい作品です。
壮大なストーリーが読みたいかたにはぜひ読んでもらいたいです。
ただし、かなり残酷なシーンありです。