このレビューはネタバレを含みます▼
購入してからたった2日で5回読み返して、5回泣いた作品。まだ読み返したい気持ちがあるから、もはや実質タダ。
不良高校生・小林の前の席に転校して来た宇野。爆音自己紹介、びっしり字の書かれたメモ、笑いながら独り言をブツブツ。あぁ、ヤベー奴来た。
正反対のような二人ですが、二人共生き辛さを感じて生きていて、お互いにないものを補いながら社会と言う宇宙を歩いていく。
お姉ちゃんの「人と同じように生活するのに工夫が必要な人」と言う表現があまりにも目からウロコな捉え方でとても素敵だなと思いました。
悔しくても泣くのは家にかえってからにする。これにまつわるストーリーはどれも涙腺を直撃して、たまたま最初は電車で暇つぶしに読んでいましたが私こそ帰ってから泣けって思いました。
私自身、余計なことを言葉に出してしまうことも多く、美川先輩には共感しっぱなしでした。上手く喋れないせいで言わなくていいことをえらべなかったり、わかるわかる、貸したもの壊して笑いながら返してくる経験あるよねみたいな。。。
続刊も楽しみですが、それまでにあと何回1巻を読んで泣くだろう。