はつ恋<特別版>【イラスト入り】
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はつ恋<特別版>【イラスト入り】

榎田尤利/小山田あみ

日常とタイムリープの

ネタバレ
2024年4月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ バランスが素晴らしく緩急がすごい。ファンタジーなストーリーでも違和感のない作品でした。もうね、久我山の31歳で初めて経験する切なさや恋の苦さとか…この体験がなければ恐らく味わえなかったであろう心の機微や、他人を思いやる感情にグッときましたね。思春期に両親のあれやこれやを経験したからなのかこういう諦めや頑なさ。それ故にクールで合理的な人物になったのか…?壁をつくってしまうこの感じわかるわ。しかし、この彼がこんなにも熱くなれるなんて…と読み進めながら嬉しくなってきたりして。曽根先生にも好感度大でこういう人好きだなとなるんですが。ただ、DVを受け入れて我慢したらあかん、それは絶対ダメだから。あーもう、なんで戻るんやとやきもきしましたけれど…
あのバカJKにもDV野郎にもざまぁしてやらんかいとなりましたが、それがあれば☆5以上になったかもしれません。それはともかく、あの行動によって未来が変わってしまい久我山の懸念する結末にはならなくて安心しましたよ。
ああぁ…よかった
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