緑土なす
」のレビュー

緑土なす

user/みやしろちうこ

はぁー良いです😩

ネタバレ
2024年4月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「緑土なす」、このタイトルに惹かれ原作である小説を試し読みしたら、一行目で あ、凄い…と。
塩がないと人は生きていけない事を知っているこの足弱という主人公から色んな人生を感じ、良いなと。

また韻も心地よくて。読みやすいというより読んでいる感覚が無くなるくらい魅力的な文で、(台詞もですが)不思議とワクワクしてしまう。p.13 「庶子であっても大事な王族だ」「でももう何年だ?」「三十三年です」…上手いなぁ、面白い。

登場人物の名前もまた素敵で。
主人公 足弱、王族名はラフェスエヌ。命、朝霧、温もり、吟星…そして今世王、レシェイヌ。名前が温もりって素敵だなと。ファンタジーなんだけどアジアっぽい世界観で。だけど王は妖精みたいで…足弱と愛しあったら水が噴き出したり、花が咲いたり…可愛い。

小説の挿絵とコミカライズの先生が同じ方なので、王は王でみんながいる✨ と。足弱はやっぱりノーマルだったのかなとか…冒頭の胸に赤面する足弱のコマを見て切なくなり。彼が育った環境も漫画だと分かりやすく、王族を否定していた老人に育てられた足弱の戸惑いや苦しみ、それを彼にひとつひとつ俯瞰的に事実だけを説く長官。あ、分かりやすい…と感動でした。

ずっと足弱が可哀想で読むのが辛かった王ご乱心のシーン。漫画の方は知っていたから、あぁぁ、(これは縫わないと…)と振り返り。ただ小説の方でそのシーンを初めて読んだ時は、王はあの時獣人化するの?と思った程で…。恐ろしい唸り声で足弱を追いかけて来て、おーい命ーそこに居るのに足弱を助けろー😩って読みながら叫んでしまった。なのに誰も来ず…(国が大事な人達だからしょうがないけど…)足弱…胸見てドキドキしていた足弱…😩 あぁぁ…可哀想にと。

山仕事の真似事を王宮でしても、それは気晴らしでしかないのは本人も分かっていて。失われた三十三年の王、弟との時間を築いていく一巻は本当に面白いです。続きが楽しみ✨
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