このレビューはネタバレを含みます▼
6人組アイドルグループの一員で現在はアイドル業を休んでいる芸能科に通う高校生・辻本鳴(なる)。駅のホームで具合が悪くなっている所を、同じ学校の普通科に通う高橋陽斗に助けられたことがきっかけで、「どんなに努力しても顔だけ」「嘘の週刊記事出されて信じてくれない奴とかもいるけど、信じてくれるファンやメンバー、周りが理解しててくれれば頑張れると思ってたけど、所詮理解してもらえないし、他人が怖い」と自分自身を見失ってた心を持ち直し、他人にどこまでも優しくしてしまう陽斗に癒やされ、本当に心配してくれている友人や陽斗の言葉を素直に受け入れられるようになっていく鳴。
そして何故か雨が降っている時だけ鳴の心の声が聞こえる陽斗は、鳴と接していく内に八方美人で自分の臆病な部分を少しずつ克服していくお話。
2人がね…初々しくて可愛いんですよ…何気に陽斗、鬼メンタルだし。
ただ、陽斗がお母さんに早く寝なさいって言われて「あの人、あの時の…」と何かを思い出すんだけど、それって深夜番組で鳴を見たよ、という解釈でよかったのか、な?あと、何故鳴と陽斗が二人でいると雨が降ったり鳴の心が読めちゃったりするのか、については最後の幼少期のコマにある通り、何かあったんだよな?や、何で陽斗はどこか母と弟に遠慮してる部分があるのか?とか、少し解りづらかったり憶測で察する部分が多く感じた。
あと陽斗が学校内で1人になった原因の「クソ先輩」については、告白して求められるまま尺ってたけど、校舎内のことがバレた時に先輩が「襲われた!」ってなり相手は未だに被害者面してるってことなのかな…?
行動理由の部分で不明瞭な点が多く感じのは残念かな。
でも、陽斗の表情の描き方好きだし、アイドルしてるけど普通にそこら辺に居そうな少し不器用な鳴が可愛いなって感じだし…えっちシーンは無いけど、初めてじゃないけど鳴に慣れないから先に進めないのか、それとも本当に尺る以外は初めてで慣れないのかどっちなんだ…いやどっちでも良いけど、我慢できないのに陽斗のために我慢しながらもやっぱり我慢できなかった鳴にアレコレ仕込まれてく陽斗も楽しみ!
いつまで鳴の心の声が聞けるかわからないけれど、心の声を聞かなくても大体わかるようになってきた頃には聞こえなくなるのかな?これからどう成長していくのか楽しみですね!
本当に可愛らしい2人でした!ごちそうさまでした!