このレビューはネタバレを含みます▼
見た目で判断してはいけない…!と強く教訓を得た攻め様です笑。喋り方も外見も態度も「チャラい」と思ってたら、芯は真逆でめちゃんこ健気!!読んでて、いつかチャラい本性出すのでは?と思ってた私がバカでした。こういう風になったのは攻めなりの防衛なんだなと後で気づきます。幼い頃から冷たく突き放す親に対しても期待を捨てきれず、弱さをグッと1人で耐えてきたであろう攻め。愛に飢え、下戸なのに眠れない夜は酒を飲んで無理やり就寝。だから朝起きれなくて目覚まし時計だけがけたたましく鳴り、他の住人に迷惑をかける…それを毎朝起こしに行くのが管理人の斗真(受)なんだけど、こちらも性的指向を親に認めてもらえず10年家出中で未だ元彼に未練を残して先に進めてない真面目なリーマン。どちらも自分を愛してくれる存在を求めてて、それが結構限界にきてたのでは…と。そんな2人が出会って、初めは攻めの強引さに絆される感じでソフレになるんだけど、一緒にいればいるほど攻めの良さが出てきてマジ惚れまで時間はかかりませんでした。水を刺すように出てきた顔面だけ良い元彼は本当笑っちゃうくらいキモくて、あ〜この人も愛に飢えてるんだろうなと憐れみを持ちました。いつも味方になってくれる斗真の爺ちゃんのお陰で、攻めとも両親とも向き合えてよかった(爺ちゃん神)。当初の斗真は気難しさ大爆発な感じだったけど、もともと敏感で快楽に弱いからかエロさと可愛さがどんどん滲み出てきて最高。見た目は厳ついのに、いざって時は自分の欲を閉じ込めちゃう攻めも最高。素直に甘えられないちょっと子供っぽいところを、斗真がヨシヨシしてる感じ大好きです。もっと見てたい〜!