狼くんの愛はちょっと不機嫌【単行本版】
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狼くんの愛はちょっと不機嫌【単行本版】

二目

素敵なところもあるが合わなかった

ネタバレ
2024年5月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ サトリ系のお話が実は好きなので試し読みでワクワクして読んだら、そこまでがピークで後は私の中で下降してしまいました。
お互いに沼っている所は可愛いくて、王道少女漫画チックなキラキラでキュンとするBLも好きは好きなので絵もシーンも展開もまさに!なのですが何かが引っかかって私の中で盛り上がりきらず。
たぶんそれは私がドジっ子属性が苦手なのと、トラウマがある健気な子かと思ったら暴走しがちでちょっとズレている陽斗の行動が謎で私の心が置いて行かれてしまったからかも知れません。
陰口やうざい奴に関しては不快だったのですが、それはそれとして解決しないまま青春シーンだけ切り取って提供されている様な気がして地続きな感じがせず断片的に感じました。
また、サトリの理由が不明瞭でラストに答え合わせ風に出されたシーンも説明がなく唐突だったので、この情景で察してねということなのでしょうか。伏線(私が気付かなかっただけかも?)などあれば余韻をもってそのシーンを楽しめた気がします。
タイトルの『狼』は嘘などの比喩かな?と思ったら話に特に出てこないので…クールでオオカミぽくて今は一匹狼みたいな彼の印象のこと?
クールでツンとした攻めの分かりにくい部分を心の声が聞こえた受けが分かってくれる設定、普段なら私はすごく好きなはずなのですが惜しくもハマれず…辛口になってしまい申し訳ありません。個人の感想なので悪しからず。
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