遠吠えに恋
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遠吠えに恋

なすびたか

モフモフは正義

2024年5月17日
奴隷から逃げ出し、狼の群れの中で育ったたまと、狼の幼馴染・タツの物語――。

絵がものすごく上手いです。とくに獣の絵…
どこか琥狗ハヤテ先生を彷彿とさせる、力強く美しい獣たちの姿に一目惚れ。試し読みで即買いしました。
どんなに人物を描くのが上手くても、獣が出てきた途端残念な絵になる作品ってすごく多いのに、この作家様の描く獣はとても美しく、生命力にあふれている。

そして…モフモフ!精密に描かれたモフモフも、さらっと略して描かれているモフモフも、どれもすぅっっごく可愛い✨
さらにそのモフモフが、なついて主人公にスリスリするのです… 作者様、モフモフ好きのツボが分かっていらっしゃる…。

物語もとても読みやすく面白かった。読み始めたらあっという間に物語の中に引き込まれる。登場人物がみんな魅力的。
エロは控えめで、甘く優しい物語でした。モフモフが可愛くて、狼人がカッコよかったので文句なく☆5!! モフモフは正義。
狼も、獣人も、表情も、背景も、全て素晴らしかった。この作品は何度も読み返す作品になりそう。
なすびたか先生、この作品がデビュー作なんですね。びっくり。
とても魅力的な絵を描く作家様…次の作品も楽しみにしています
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