抱いて欲しけりゃ啼いてみろ【単行本版/電子特装版小冊子付き】
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抱いて欲しけりゃ啼いてみろ【単行本版/電子特装版小冊子付き】

さとう蜂子

よくSキャラを演じられていたものだ、深山よ

ネタバレ
2024年5月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 試し読みの段階から、そのドMっぷりを忌憚なく発揮していた深山くん。男相手にも抵抗はないし、叩かれて興奮しているし、口に入れられて気持ち良くなっちゃってるし。。。
ここまで突き抜けたドMなら、もっと早くに自分の性癖自覚出来たやろ〜〜〜!!ノンケというのも絶対嘘やろ〜〜〜!!とツッコミが止まりませんでしたが、、、、、めっちゃ面白かったです!!

深山くん、自分の欲望や快楽にめちゃくちゃ素直なんやね。BLの世界でよくお見かけする「おれ、男なのに……!」とか「こんな事されて、恥ずかしい…っ!!」とかいう葛藤とか抵抗とか羞恥が全くないんやわーーーー。才能やね。(受けの)

その才能溢れる陽キャドMの受けに翻弄される小田切くん(攻め)が、陰キャながらこれまたカッコよくて仕事できてSっ気強めで大変よろしい。蔑むような冷たい目で見下ろしながら、受けに翻弄されまくってキレつつ、実はずっっっと前から好きやった…という一途なところもポイント高い。良い攻めですね。もっと翻弄されて下さい。

ストーリーも恋愛やエロに偏り過ぎることなく、お仕事BLとしても面白くて、2人の仕事におけるコンビネーションや信頼関係の進展の過程、仕事の成果までしっかり見られたのがすごく良かったです。

あとがきによると既に続編が決定されているようで嬉しい!続きも楽しみにお待ちしています!

(SとかMとか言っていますが、激しいのや痛々しいのは出てきませんのでご安心を。ただ、初っ端に受けくんとモブの女の子の際どいシーンや、事後の描写がありますので、苦手な方はご自衛下さいね)
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