このレビューはネタバレを含みます▼
人外との純愛大好きです。
ずっとアシュ(息子)の為を思って距離を置きながら接してきたディリア(母・受け)、愛らしく健気なアシュが可哀相に思えていましたが、ユドハ(攻め)のおかげで やっとディリアもアシュに対して愛情を表現することが出来るようになって、本当に良かった。
ディリアが、受けなんだけど可愛げが無いの(特に顔つき)がちょっとなー。と思ったりもしましたが、
ずっと虐げられて暗殺者として生きて来て、アシュを産んでからはアシュを守るためにずっとピリピリしてただろうし、
そういう意味で あの顔つきというのは もう染みついたものなんだろうと逆に納得。
7話でディリアが、家族に憧れを持っていた過去を語ったシーンは大泣きしました。
なんて辛く寂しい悲しい人生だったんだろう。
そしてアシュを出産したときの話も、しんどくてベソかきました。
ディリアの強さは凄いけど悲しい。
どうかこれから、ユドハに愛されて守られて幸せに暮らして欲しい。
きっと2巻でも事件が起こるんだろうな…絶対…それはあまり見たくない…平穏でいて欲しい…でも続き読みたい…
と葛藤した末、2巻もやっぱり買っちゃいました。
結果、もうとにかくアシュが可愛い!
ユドハも何度もディリアに愛を伝えて大事にしてくれるし(もちろん分かってましたけど!)、買って良かった。
ディリアも素直に家族に愛を伝えられているし、皆で力を合わせて反乱分子と戦ったり、それぞれが個々に頑張って助け合ったり、
それによってアシュが著しい成長をしてくれたり。
家族の絆というものが強く強く描かれていました。
最後にはあっちもこっちも良い人だけが残ってハッピーエンド。
2巻も最高でした!