おすすめです





2024年6月14日
ゲイを自覚している主人公は友達を作ろうとせず、イヤホンをして周りと関わらないように過ごしていましたが、ひとりの明るい同級生に懐かれ、毎日話しかけられるようになります。鬱陶しくもどこか惹かれて気になっていきますが、心の壁はすぐには壊せず、苦い気持ちを抱えつつ、二人の距離は少しずつ縮まっていきます。話が進むにつれて主人公の人柄が分かってきますが、かなり魅力的です。クラスの友達にもそれが伝わっていく様子が学校生活を通して瑞々しく描かれていて、とてもよかったです。作者様の描く人物の表情がすごく好きで、なかなか現れない主人公の笑顔を期待しながら拝読しました。すてきなお話でした、ぜひ読んでみてください。

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なつこ さん
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