このレビューはネタバレを含みます▼
ネットをさまよっているとき、美しい花の表紙にふと目が留まった。
バンチかトーチかなと思ったら…ジャンプ!?
この絵、この表紙でジャンプから出てるの!?と。すごくびっくりして、ただそれだけで読んでみた作品。
最近のジャンプも多様性の時代なのかなぁと思いながら読んだのですが。。
淡く繊細で透明感のある、とても美しい世界でした。
ある女の子と男の子の初恋が、繊細なタッチで瑞々しく描かれています。
あまりにも綺麗な世界だったので、自分はちょっと胸が痛くなりました。
感覚的に描かれているようでいて、物語もキャラもきちんと丁寧に作り込まれてる。独特の空気感と相まって、一度読み始めたら引き込まれます。面白い。
下巻は2024年7月4日発売予定…とても楽しみにしています
【 2024.8.2 追記・以下ネタバレ注意 】
下巻、読了しました。
上巻と下巻ではかなり雰囲気違いました。
ううううーーーん。。。
同じアングル、同じ演出が何度も繰り返されて、ちょっと食傷気味に。
物語はラストの展開があまりにも唐突すぎて、びっくりしました。しばらく現実のものとは思えず、夢の中のことかと思いました。
一番残念だったのは、二人の最後の会話。
もう少しポジティブに、前に向かって進んでほしかった。
私の解釈違いかもしれませんが、ラストに共感できず残念でした。
なのですみません、☆5だったですが評価を下げます。
でもこのラスト、人によってはきっと胸に刺さると思います。最後まで透明感のある美しい絵はとても好きでした