駄犬と公安と開原家の謎
」のレビュー

駄犬と公安と開原家の謎

河井英槻

はぁ、幸せです。

ネタバレ
2024年6月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「駄犬と公安」の続編

同人誌は創作物、商業誌は商品ってもうないんですね…。同人誌が商業誌を超えておもしろいってスゴい😩 それが電子化されて即売会とか行かなくても読めるのだから。

このシリーズ、キャラや施設の名前、世界観が名前からすぐ分かるのでめちゃくちゃ面白くてページ数を感じず、今の同人誌はレベルが神✨とひとり天井を仰ぎました(商業誌にハマるから同人誌があるじゃないんですね…。)

主人公 人生くん。公安の刑事だけど、帝国陸軍川崎研究所(…このネーミングセンス…😩漢字も変えない所が最高で…)の二科が生んだ生物化学兵器。マッドサイエンティスト所長 スゞメが生み出した改造人間…彼の気まぐれで子宮も付けられている。

前作で、人生くんは国から都合良く使われているからなのか、自身の死に対しての行動が出るようになった。それを見た生み親スゞメ所長が、狼男の生き残りワントモくん(…名前が堪りません…彼のそれまでの人生が金持ちのバター犬だった…帝国の病😩…所長もだけど…)と子づくり実験をスタート…という前作の続編。

二科の研究員皆んなが録画、分析する中の子づくり。人生くんはただ妊娠中の有休が欲しいだけなのに、刺激に弱かったりの設定が可愛すぎです。今作はそんな彼とワントモくんは人生くんの実家(所長の家)に荷物を取りに里帰り。

独特なカレーを作る所から、人生くんは人生の大半の記憶を喪失しているんだろうなと分かるのに、そんな人生なのに人生くんは素直で可愛すぎて。
バター犬だったワントモくんもバター犬だったのにめちゃくちゃ人生くんにハマっているのが…もう最高に可愛いcpで…たまらんのです😩

所長は所長で残酷な事をサラッとするんだけど、帝国社会から人生くんを守ろうとする親らしさも感じて、それが子づくりという名の避難所なのかな?と。

ネタバレですが、作者あとがき。所長と研究員飴郎は愛人関係と😩 (どっちがどっち?)
所長攻めが自然なのかもだけど、お母さんだし…。お菓子を配る飴郎、飴だし…。所長受けなのだろうか…??と、最後まで夢を見せてもらって最高でした。

「駄犬と〜」の方はぜひ18を!可愛いかった✨
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