氷を溶かす暖かな日差し





2024年6月20日
雪深い森の中にある館で、国王カロンに離縁されたヴェラと、精霊の強すぎる加護を受け、孤独に生きるカロンの兄アランが、お互いの存在に心の傷を癒されながらゆっくりと恋を育んでいく様子が丁寧に描かれる。主役の二人以外殆ど登場せず、穏やかに流れる二人の時間を俯瞰で眺めているような、心地よくて優しいお話。絵も綺麗でストーリーも申し分ないが、アランとカロンのヴィジュアルをもう少し判別しやすく描いてくれたら尚良き。
今後はヴェラを失った事の重大さに気付いたカロンが再び登場し、動き出す予感。冒頭で言い放った衝撃のセリフ、激しく後悔してほしい。次巻以降も続きが待ち遠しい。
今後はヴェラを失った事の重大さに気付いたカロンが再び登場し、動き出す予感。冒頭で言い放った衝撃のセリフ、激しく後悔してほしい。次巻以降も続きが待ち遠しい。

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