恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。
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恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。

永野水貴/とよた瑣織

とにかくウィステリアに報われて欲しい

ネタバレ
2024年7月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ タイトル通りの内容なので最初の方(異界に行くまで)は精神的にキツくて一度読んでもう読めない…どんなにウィステリアが恋い慕うブライトのために周囲に誤解されながら頑張ってもそれが報われないのがわかるから。異界に場所が移って孤高の完璧美男子ロイド登場からは神秘的な美女ウィステリアにどんどん惹かれていく様が面白くてグイグイ読めますが、挿話が入ってくるので物語の進行速度は三歩進んで二歩下がる的な。でも読んでおかないと真の人物像に迫れない、一見関係なさそうな話でもウィステリアとロイドの元カノたちとの違いがわかってくる。アイリーン王女との違いも。それにしてもロザリーのピンポイント記憶喪失は自責の念からだろうしまあねぇ…百歩譲って我慢するとして(後でロイドに断罪されて泣け)ブライト、お前何ウィステリアの名前すら思い出さないようにしてんだよ!彼女の話題すら禁止とかクズofクズ!しかもウィステリアが死んだ事になって喪にも服さず結婚出産とかはぁ~~?おめーの覚悟ってくっそ甘ーな!(後でウィスにシカトされろや)あとアイリーン王女のアテクシ具合もなぁ…魔法管理院もクソだし…ウィステリアが背負った全ての哀しい犠牲は後半彼女がカッコ良く無双するための布石であると思いたい。そのためにはウィステリアが魔法を取り戻して欲しいと切に願う。ロイドと結ばれるのは結構難しいと思うので(どう考えてもブライト達に反対される、王家も絡んでくるし)もしロイドが無理なら聖剣サルティスと結ばれてくれ。もうそれでいい。でも…でも!やっぱりロイドとのイチャイチャも見たーーーーい!!ああもう8月に出る新刊が楽しみで仕方ない、続きが気になりすぎます!
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