Life 線上の僕ら
」のレビュー

Life 線上の僕ら

常倉三矢

心に深く沁みた作品

ネタバレ
2024年7月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 数日前に初めて読んだのですが未だに余韻に浸っていて何度も読み返しては新たに感動して泣いています。人と人が愛し合って共に人生を過ごしていく過程で出会う壁、人の心の弱さや脆さをリアルに深く描いていて、でも最後には感動の涙で終わる作品。絵がとてもきれいで、その時々の内面がにじみ出る表情や描写にジーンってなり目に焼き付いているシーンがたくさんあります。現実の夫婦やパートナーシップを結んだ人たちの元にも何らかの苦境は訪れるもの。でもそれと向き合って乗り越える度、赦し赦される経験を味わう度、より絆が強くなるしそれぞれの人間性の幅も広がるものなんじゃないかって思います。そして人生を共に歩み添い遂げる、そんな存在がいることはほんとうに幸せな事。白線上で出会い惹かれ合って(お腹の中にいる時から惹かれ合っているもよう)生涯相手を深く愛して。ラストは号泣しかありませんでした。今後の人生でまた何度も読み返したい心に深く沁みた作品でした。
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