このレビューはネタバレを含みます▼
『鷹神様と〜』が好きなので作者さま買いです。
賢者討伐を依頼された皇子ラゥが、その賢者アニエスに助けられてしまう。その後、アニエスとの交流を通じてラゥがアニエスに惹かれていくわけですが、アニエスが人里離れた山に籠る理由や、2人の別れと再会など、一連のストーリーが一冊にうまくまとまっていると思います。ややあっさりめですが、ファンタジー好きなら楽しめるかと。
『鷹神様〜』もそうでしたが、やや受けが女の子っぽいのはあります(私はさほど気にならないですが)。あと『鷹神様〜』でも思いましたが、作者様は生き物を描くのがとてもお上手ですね。本作ではドラゴン、とてもかわいいです。