迷エル黒羊【単行本版】【シーモア限定特典付き】
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迷エル黒羊【単行本版】【シーモア限定特典付き】

椛嶋リラコ

作画が超絶凄い

ネタバレ
2024年8月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 絵が…凄い上手い…白と黒のコントラストが美しすぎるんですがセリフが被ると白抜きしててもフォントサイズの影響か拡大して見なきゃいけない部分があったり、アランの想い人「ジュリー」と堕天使である「ジュリー(ゼブ)」の呼び名が一緒で、「ジュリー」と「ジュリー(ゼブ)」の容姿の違いがストレートヘアか巻き毛の違いなので話を進めていく中で「どっちが本物だったっけ?」って混乱するときがあって、まぁ悪魔は本名バレると使役されかねないから言えないし(アランも同じ名前止めてよ的なこと言うし)、巻き毛か否かで差をつけていてくれているのも「贄にとって1番大切な人に観している」からなので致し方がないので、ゼブが心の底からアランが欲しいと名も真の姿も明かしてくれた以降は凄く読みやすかったです。そこを是非乗り越えて!そこからも見所あるよ!!

さて本題ですが、このお話の良いのは作画だけじゃなくてアランが否応なしに人ではなくなっていっているのに、最後の最後まで人間であろうとした結果、人間のパーツが破損していってゼブによって治されるからますます人間の姿から遠ざかっていったって言うのが凄く良かった…
身を持って知るって話を、マジで身を持って思い知らされるので、そういったシーンはちゃんとリアルではなく美しく表現されるので、微塵にもダメっていう人は注意が必要なんですが…ですがアラン、状況的に見ても非現実的な現象に対して誰が「アランではない」って証明できるよ…って状況でも「自分ではないって証明したい」って素直に出頭してくの、ゼブが関西人なら盛大にツッコんでるよ…純すぎて…眩しいよ…だからこそ愚かは可愛いと謂われるのかもなんですが。

アランが何度も瀕死になるので毎回ゼブが一生懸命治してくれるためにアランの中のゼブ成分が増えていった結果、アランも悪魔になるんだけども、そのゼブ成分が増えていく毎にゼブの体液が美味しく感じられていくので…毎度エッチッチ…特にアランが瀕死であればあるほどのお清めセッセが……美麗作画によるセッセシーン、最早R本で欲しいですわ…

本当に…外堀を攻めて行って、自覚させて完璧に落とした様が本当に、悪魔だ…ってなった。本当にアランのセリフと読者の心が一致したシーンあって天晴でした。
小鳥ちゃんなアラン可愛い…てか羽が堕天使だからかフワフワな羽で、悪魔なのに天使にちゃんと見えました。
最高でした!
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