ひだまりが聴こえる -リミット-
」のレビュー

ひだまりが聴こえる -リミット-

文乃ゆき

BLじゃなくてヒューマンドラマなら良かった

2024年8月3日
シリーズ読みましたが、BLにする意味があったのでしょうか?
友情物語で良かったんじゃないでしょうか?
聴覚障碍のお話というテーマが大きくて、そこにフォーカスするとこれくらいのボリュームになるのは当然だとは思います。
それよりも、登場人物が広がりすぎて、それぞれのエピソードが盛り込まれ過ぎて、人間模様に重きを置いているので、BLにしなくても良かったんじゃないかなと思います。
受けの太一もいい子だとは思うけど、ガサツ過ぎて、友情が芽生えるならまだしも、攻めの航平がラブの意味で太一を好きになる要素がまったくわからない。
太一があり得ないほど初心過ぎて、そういう場面に一向に慣れないのも、そういう場面になる度に航平に暴力振るうのもどうかと思います。
太一は恋愛方面では自分のことでいっぱいいっぱい過ぎて、航平の気持ちを全然考えてなくて、自分勝手なように感じました。
航平が太一をラブとして好きな理由がまったくわかりません。
友達としてなら納得。
障碍を乗り越えた友情としての物語なら星4だけど、BLとしてなら個人的には星1です。
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