このレビューはネタバレを含みます▼
初読み作家さん。もうめちゃくちゃ良かった!読んだあとに「これほどの内容をよく186ページに収められたな」と感心しました(偉そうでスミマセン…)。
クラスでぼっちの叶が書いていた小説をたまたま七海が読んだことから2人の関係がスタートするんだけど、恋に落ちる瞬間、両片思いの期間、両思いの時間、別れと再会……全ての場面で感情が揺さぶられました。しかも次々と場面は移り変わっていくのに、駆け足感が全然ない。
また、その場の空気感というか臨場感というか、そういったものを表現するのがすっごいお上手で、終始ドキドキしっぱなしでした。本当に小説のような、映画のようなラブストーリー(作中で実際に小説にされているけど笑)。
この2人をもっと見ていたいけど、物語はキレイに終わっているので、続きはない感じかな…?今後何回も読み返す作品になると思います。もうすでに読み返したい。