ルビーレッドを噛み砕く
」のレビュー

ルビーレッドを噛み砕く

朔ヒロ

良すぎた

ネタバレ
2024年8月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 朔先生の「かすみ楼」シリーズが好きで作者買いしようと作品を漁ったのですが、予算もあるし表紙やあらすじだけでは決めきれないしで迷ったところでの絶妙なレビューのおかげさまで「ルビーレッド」をポチる運びとなりました。
「タイトルの意味」「腹を括ってからの先生の雄みがすごい」…この辺の感想に惹かれました。レビューに違わぬ良さでした。
オメガバ設定でフェロモンを結晶のごとく可視化すると、より一層発情状態がわかりやすくていいですね。結晶に色があることで個性が際立ちお話にも厚みが増して、息をつく暇もなく最後までページをめくらせてくれます。
そんな結晶が見えてしまう朱音としては、相手が自分を朱音として見ているのか性的に見ているのか一目瞭然だから、生きづらくて仕方がないとは思いますが…

そこで、マキ先生なのですよ。
「元」とはいえ、生徒が先生の恋人になるには先生側の抱えるガチガチの教育者思考をぶち破らないと始まらないわけですが、朱音はそれを天然でやってのけた。まったくの天然で押したら引くをやってのけ、まんまと先生を釣り上げた。
そして、釣り上げられた後の先生の猛攻がすごい。
男前。雄。
続編楽しみ。
※始まりました続編!単話にて配信中
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