カメレオンはてのひらに恋をする。
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カメレオンはてのひらに恋をする。

厘てく

魅せられる…!(2巻読了)

ネタバレ
2024年8月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ *まだまだ続く様相ですが、2巻まで読了したところでひとまずレビュー入れます。
伝えることに人一倍の情熱を持つ俳優の卵・藤永と、音の無い世界で生きるケイト。2人が単に親しい友人としての繋がりからかけがえのない存在になっていく様子が素晴らしく美しい作画と表現力で描かれており、無理なくこちらの心に迫ってきます。
漫画だから、絵で見せてセリフで読ませてという、いわば音の無い世界なんだけど、ケイトから見た藤永の伝え方の上手さ(巧さ)や、それぞれの言葉には乗せない感情の魅せ方がすごくうまいなぁ、、と。
1巻で気持ちを寄り添わせた2人が、2巻ではさらに深いところまで解り合いたい、伝え合おうとする中で、それぞれの立場での気付きや苦悩があって。それがまた読者にもよく伝わってきます。
いよいよ舞台俳優としてその才能を発揮させはじめそうな藤永を、ケイトはどう理解し支えていくのか、そして藤永はどうケイトに「伝え続けていく」のか、目が離せません。3巻も楽しみです!
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