このレビューはネタバレを含みます▼
「リンゴに蜂蜜」と言ったらカレー・・・日本人のDNAに刻まれた枕詞ですね。表題作はゲイの大学生・夏樹と後輩・コマノのお話。コマノはノリが軽くて何考えてるかよくわからない感じだったけど、夏樹に一目惚れして好きな子にちょっかいかけてたわけか。アプローチの仕方が子供っぽいんだよね。今作だけでは物足りないと思うので、続編「彼のバラ色の人生」まで是非どうぞ。
後半はマヤ暦の世界滅亡説を信じて好きだった人に会いにきた人のお話。普段はみんな今日と同じ毎日がずっと続くと思ってて、したいこと気になってることも先送りで現状維持を続けてる。思い切ったことをする良い機会になって二人の人生に新しい展開が訪れたんじゃないかな。
秀良子先生らしい飄々とした中にも味がある良作でした。
星4.5
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