このレビューはネタバレを含みます▼
人を相手に緊張して喋ることができない、という経験がない私は、灯司の気持ちはわかってやれないだろうが、友だちができて、好きな人になって、ほんの少しでも世界が広がった彼の成長はわかる。
察しがよいことでわかったような気になっていたと気づいた樹も成長した。
みんなができることをできなくても、別にいい。樹の達観した考えに救われるだろう。妹ちゃんもいい子だ。
祭りと風鈴がメタファーのようで。
子どものとき山車に乗った景色を忘れていた灯司。樹とのキラキラした日々が自信を取り戻し、山車でみた景色を思い出す。
青春だな。エチもしちゃったね。成長したよ(笑)