このレビューはネタバレを含みます▼
賛否両論なのは理解します。
中学時代の真田の行為はやはり許せないというか、せめて本人にまず謝罪をして欲しい、という気持ちがある。
でもそれを最初にやっちゃうと、「わだかまりが元のすれ違いや誤解」が全部すっ飛んじゃうよね。
あくまで、真田を酷いキャラにしたかったわけじゃなくて、お話を構築する上で不可欠な設定だったのかな。
そういうメタ的なこと以外でも、あの過去の真田の行動としては、
一番多感な時期(自分自身の第二次性徴期やクラス内のポジションなど)であること、
もともと非常に理性的で博愛的であること等が要因で、自分が同性に惹かれているという事象を全く理解出来ない、若干パニックになってしまっていること、は理解出来ます。
そういう説明の出来ない行動、中学の頃ってあるよね。
糸永くんほど酷いいじめに発展しちゃった場合は さすがに庇えよとは思うけど。そしたらストーリーが…(泣)。
前置きの方が長くなりましたが、とにかく糸永くんが可愛いのです。
キツネ顔は好きじゃないのですが、糸永くんは別物。性格の良さが顔に出てる!
そして大学生の真田君は糸永くんが大事で優しくしたくて、もともと博愛主義的な穏やかな笑顔がすごく良い。
でも怪しい執着S属性もあって、そのあたりの表情も結構エロくて良きです。
1巻で、会話不足で擦れ違っちゃったね、って2人で反省してるのに2巻でも相変わらず誤解とすれ違いで傷ついたりしてるのが オイオイ学習しろー!って思うけど、
そこもね、ストーリーだからね、しょうがないよね…。
でも糸永くんの傷ついた顔、もう見たくないの!お願いだから、もっともっと幸せにしてあげて!!
糸永くんの幸せそうな笑顔を見ると私も幸せ!