僕らの食卓
」のレビュー

僕らの食卓

三田織

言葉に傷つくこともあれば救われることも

ネタバレ
2024年9月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 豊の「どうもありがとう。あの時、僕に声をかけてくれて」に、目がうるうる。いい人達に出会えて良かったなぁと思う一方で、豊の義理のお兄ちゃん酷いなぁと。なんとなくこの先(続編・おかわり)の展開が読めてしまうのですが、恕(ゆる)さなくていんじゃね、ほっときゃいんじゃね、と誰かの囁く声がします(笑)。いつもほんわかしている「おとう」に油断してたら泣かされましたが、あ、それわかる〜と思ったのが(豊は覚えていなかったけれど)穣の過去の話。自分も、他人の何気ない一言に救われたことがあったなぁ…。BのLは、ゆ〜っくりと。天真爛漫な種くんに邪魔?されたりされなかったり(笑)、時々おとうも加わって一緒の時間を過ごすなかで、お互いにとってかけがえのない存在になっていく様子がとても自然に描かれていて良かったと思います。
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