読み終わった後、ぼうっとしてしまう





2024年9月11日
素敵な作品でした。最終巻、もうボロボロ泣いた。幸せな涙でした。特別大変なことが起こったわけでもなくて、ジェットコースターみたいなお話でもないし、ただ少し心に重たいものを背負った二人が出会ってようやくスタート地点に立つまで。そこから、を読みたいと思わなかった。不思議だけど。丁寧に丁寧に描かれている漫画なので、心の満腹感がすごい。優しくて幸せで、「本当によかった、よかったよぉぉぉ」とこちらが泣いてしまうような二人。幸せなだけのご都合主義で進まないし、終わらない。これからも傷ついて汚れてそのままで、だけどそれがいいからそのまま愛し愛され生きていくんだろうな、っていうのがもう最高によかったです。

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