ロング・プレイス、ロング・タイム
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ロング・プレイス、ロング・タイム

ジリアン・マカリスター/梅津かおり

おかんは強し

2024年9月16日
ハロウィンの日。弁護士のジエンは息子が見知らぬ男を刺し殺すのを、目の前で目撃する。
息子は現行犯で逮捕され、衝撃を受けながらその夜眠りに落ちたジエンは、目が覚めたら事件の前日だった――。

イギリスが舞台のタイムリープもの。
このタイムリープがちょっと見たことのないパターンで、そこから物語が一気に面白くなってゆく。
読む前は「小説でタイムリープものって難しいかも?」と思っていたのですが、ストーリー構成が本当に上手くて全く混乱せずに読めました。

次第に事件の全容が明らかになってくるのですが、次々と起こる予想外の展開に唖然とし、作中ずっと気になっていた大きな謎が、最後……。

一度読み始めたら止まらない、極上のエンターテインメント作品。
すっっごく面白いです。時間を忘れて一気読み。海外ミステリでこれだけ楽しめたのは久しぶり。9/26までセール中。おススメです。
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