このレビューはネタバレを含みます▼
最初は苦手な画風かと思っていたけど、2人の顔面がどんどん美しく見えて来て、
澄んだ瞳、何か言いたげな唇の厚み、紅潮した頬、何もかもがドキドキする。
とうか君は試し読みでは ちょっと非常識で傍若無人な天才肌?って勝手に思っていたけど、実はすっっっごく努力家で純粋で、冷静な大人のような面と、自分を見失いがちな幼さと、両面を持った若者らしい若者でした。
五十鈴はこちらも達観した博愛的な面を持ちながら、子供のような純粋さで可愛すぎる。とうか君と10歳も離れているとは思えない。めちゃくちゃお似合いです。
耳が聞こえず、音に憧れを持つ五十鈴と、絶対音感を持ち周囲の雑音をシャットアウトして一人になりたいと生きて来たとうか君。
お互いがお互いに必要な、経験や価値観を補い合い影響し合い、どんどん向上していく理想的なカップル。
これを尊いと言わずして何を尊いと呼ぶのでしょうか。
1巻が値引き中だったのでお試しで買ったつもりだったけど、そのまま我慢出来ずに2冊目(番外編)、3冊目(2巻)と定価で購入。
マジで、食わず嫌いしなくて良かった!
絵が本当にお上手で、顔も体も艶めかしく立体的で、重なり合う唇、交差する鼻、抱き合う腕(2巻の後半でようやく進展するのですが)に、本当にドキドキする!マジで美しい。
五十鈴は読唇術を使うから、とうか君は声を出せない五十鈴の気持ちを表情から読み取ろうとするから、普段からお互いをしっかり見つめ合っているのも尊い。。。
もう、端から端まで尊いの連続です。
セリフも尊い。めちゃくちゃ良い事言いまくってる。
(私の語彙力がヤバい)。
刺さりまくります。
ミツ晃先生の他の作品で、試し読みでやめていた作品、全部読んでみたいと思います!