このレビューはネタバレを含みます▼
子孫繁栄のために特殊な薬などを使って男が男を孕ませるという設定は、BLをよく読む方には好き嫌い別れる設定かもしれませんが、班類という設定があるため私はそれほど抵抗がありませんでした。
種族の繁栄のため、政略的に結婚せねばいけなかったりするのに、一目惚れや愛を優先する登場人物たちに不思議と感情移入。
気が付いたら現在出ている8巻までアプリで一巻ずつ落としてしまいました笑
後半絵のタッチが変わり、やや雑なタッチになります。
あとメイン二人よりもサブキャラの恋バナや過去の話だらけに。メイン好きは後半やきもきするかと。
また、志信が最初はカレンさんと巻尾の子供、つまりは愛美の兄という設定だったのに、
気が付いたら、斑目家当主の巻尾の父親とカレンの間にできた子供という設定になっいます。
でも米国や政国は志信を兄さんと読んでいたりして、途中で頭がこんがらがりました。
やや話や絵の不安定さが見えます。
多分これから斑目家の暗い部分や当主である巻尾の父親について展開して行くために志信を無理矢理そういう設定にしたのかと思いますが、途中ついていけない方も出てくるかと思います。
個人的に作者の描く漫画に時折みれる造詣や知識の深さ、考え方の深さに共感や考えさせられる部分があります。私はここまで読んだ以上気になるので全部読み切るつもりです。
余談ですが、私はメインCPよりも米国や政国の父親の若かりし頃の話や、
熊樫先輩とその婚約者マクベアーの話、
米国とシロ先輩の話が好きだったり。
サブキャラも魅力的。
(蝙蝠の若葉と鷹のセスの話は完全に作者か編集者の好みで
急遽入れた感じであまり好きじゃないかも(^^;;
若葉がセスの婚約者がアンドロジーナスだと見分けた方法も未だに不可解)
長くなってしまいましたが、ちょっと違ったBLを読みたい方にはおすすめです