泣きました。





2024年10月20日
BLではありません。こちらは1本の短編映画だと思って下さい。BL要素皆無です。面白い話や破天荒なのや、猟奇的なのや、多方面に才能を放つタイプの作者様で、ほぼ全話持っていますが、今回はほんとに人ひとりを救うために全て費やされたお話でした。いや2人かな。うんん3人だ、とか思ってたらなんかめっちゃたくさんの人が救われた話だったような気がします。この話を読んだあと、人にやさしくしたくなりました。最後のページが終わってからじわっと涙が出てきてびっくりしました。途中までなんか救いようのない話で、必ずしもハッピーエンドとは言えないのに、私にとってはめちゃくちゃハッピーエンドで。人の内面を描かせたらワンアンドオンリー的な作者様ではないでしょうか。ワンルームエンジェルって題名がぴったりの、全ては狭い世界で起きた話なのですが、確実に人を救った話です。たかしくん(エンジェル)は、悪態つくしぜんぜん天使っぽくない青年なのにコーキの欲しかった言葉ばかりくれる天使で、そうと思わずどん底みたいな生き方をしていたコーキを無意識に癒していきました。自覚ないのにまさに天使。そしてそれに気づき始めたコーキが日に日にエンジェルへの想いが変わっていって、人生やり直すんだけど、コーキの初めからあったはずの優しい性格に戻っていっただけなのに、心温まるお話になってます。長々と内容のない感想書いてしまうのでこのへんにしときますが、「また読みたいマーク」でもつけて他の作品と区別して、たまに救われたいときとかに読みにきたいです。ありがとうございました。

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