このレビューはネタバレを含みます▼
作者さん買いで積ん読から。モデルの真白×幼馴染の皇くんのお話で、表題作のみ全5話+描き下ろしで合計187ページ。幼少期、か弱くて小さかった真白を守ると決めていたのにそれを果たせずずっと悔やんできた皇くん。子供時代によく一緒に遊んだ公園で当時に想いを馳せていると、そこに偶然真白が現れて…というお話。ずっと気掛かりだったとは言え、子供の頃から兄弟みたいな気持ちで接していたのに、再会してすぐ一線を越えるというのは、皇くんにとってはそういったことも含めての好意だったのか?初恋だったけど自覚がなかっただけなのか?自覚なしでの好意だったのなら、行為に及ぶ前にもう少しワンテンポ置いてくれた方がすんなり入りやすかったかなーと思いました。とは言え、ただの「幼馴染の再会もの」にしないのが藤峰先生方の手腕というか、真白も皇くんも癖がツヨツヨでした笑。特に真白の腹黒さが突き抜けてます。でも、皇くんの前ではか弱い可愛いキャラを演じてるけど、声聞きたくなったって電話で言われてドキッとしたり、皇くんに対する気持ちは純粋な恋心(かなり歪んでますが笑)で、そのギャップがとても良かったです。浴衣で髪括ってる時とか、可愛いと格好いいが絶妙バランスで混在しててすごいテンション上がりました。一瞬リバるかなと思ったけど、結局はポジション固定で。個人的にはリバ地雷なんですが、この二人ならリバもありかも?と思ってしまいました。