このレビューはネタバレを含みます▼
作者さん買いで積ん読から。イケメンで仕事もできる辻課長は実は隠れドルオタ。ある日辻課長が密かに推している職場の部下・御幸に押し倒されたことから始まる軽快なラブコメ。リオナ先生の作品、絵は綺麗だし攻めはいつも格好いいし、お話は明るくて読みやすい上に、単に王道展開なのではなく、ちょっと捻りがあって、そして面白いという。全体のバランスが良いのか、繰り返してまた読みたくなるんですよね。今作も同様、御幸があざとくて強かなだけかと思いきや、一途で健気だったり、小悪魔的なアピールもいじらしくて可愛い!辻課長がますます深みにはまるのにも頷けました。一方の辻課長も、シゴデキ上司でまさしくスパダリなのに、ちょっと残念なところもあってギャップが良すぎた!賭けが発覚した時の課長の対応が、その場で熱くならずちゃんと時を置いて冷静に対応できるとか、こんなの好きにならないわけがない!嫌な当て馬登場も、きちんと成敗されてスカッと感が半端ないです。とても良い読後感で読了できました。私のリオナ先生の鬼リピ作品の本棚に、また一冊作品が増えました!