記憶の片隅【タテヨミ】
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記憶の片隅【タテヨミ】

Deulsum/2coin

雨の日の抒情詩

ネタバレ
2024年11月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 韓国の作品は時々作画が荒いのですが、これは隅々まで美しく丁寧に描かれていて、抒情詩のようです。
不憫で健気な主人公が、母親の医療費を稼ぐために偽物に扮して、そこで出会った青年と恋に落ちる。
そんなありきたりの設定を飽きずに読ませてくれるのは、細やかな心理描写の中に恋する切なさ、身分の違い、嘘をついたことへの罪悪感、等々丁寧に描いているからでしょう。特に雨の日と言うのが一つのキーワードになっていて、持って行き方が上手いなと感心します。
無料ページから続きが気になって、最新話まで一気に読みましたが、やっと結ばれた二人だけれど、お互い本当のことは隠したまま、どんなお付き合いに発展するのやら。
当然、彼の身内からの反対、邪魔など、これから厳しい局面に立ち向かうんだろうなって感じです。展開的には中々前に進まない、過去と現在の行ったり来たりがややこしいので、星は4つにしておきます(5つでもいいけど)
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